海外転勤やることリスト⑥Wiseアカウントの作成|ロンドン駐妻奮闘記
閲覧ありがとうございます🌻
今回は、日本出国前のToDoリスト、Wiseアカウントの作成についてご紹介します。
Wiseに関する情報は公式サイトが一番詳細に紹介しているので、本noteではあっさりと言及していきます。
Wiseとはなんぞや
スマホ1台で完結する外貨両替サービスがWiseです。こぞって海外在住者がおすすめするWiseですが、あまりにも勧められるので少し詐欺っぽいな、と感じてしまうのが正直なところ。海外発のサービスらしく、公式HPもところどころ日本語が怪しかったりして、詐欺感を強くしています。
今回は現役ユーザーの中立な視点から、どこが便利なのか、ざっくりとした仕組みについて、私の理解を共有します。
機能①外貨両替手数料
一番の魅力は外貨両替手数料の低さ。
それを魅力として押し出しているだけあって、公式サイト上にも、他の銀行サービスとの手数料比較が掲載されているので、ぜひ確認してみてください。
両替操作を行った日から24時間以内の入金が確約されていますが、経験上、早ければ数分で入金される早さも魅力的ですね。
機能②送金手数料が基本無料
Wiseで両替したポンド残高を英国銀行口座に移す際の送金手数料が無料です。無料大好き。Wiseに限らず、英国の銀行口座は振込手数料が無料。日本も、もう少し口座間の送金手数料が低くなればいいなと思います。数少ない英国の素晴らしいところ。
機能③複数外貨口座機能
居住実態に関わらず、各国・各通貨の口座番号を所有することができます。
口座番号(Account Number)だけでなく、ソートコード(支店情報を示す6桁の数字)やIBANコード(国際送金の際に必要な国際口座番号)も簡単に表示できる親切設計。
銀行口座は各国に住所が無いと作成することができないため、英国在住の私はEU圏の銀行口座を作成することはできません。ただ、Wise上でユーロ建て口座を作成することができるため、例えば、日ユーロの為替が著しく良い時に少額両替しておくことで、お得にヨーロッパ旅行が楽しめたりするのかもしれません。
一方で、Wiseが提供しているサービスは銀行口座ではなく、あくまで両替機能のため、アカウント内に100万円を超える金額を長期間所有しておくことはできません。これは、外貨も日本円に換算した合計金額となるので少し注意しましょう。上限を超えた金額を所有していると、Wiseから「お金引き出してね」メールが送付されてきます。期限はおよそ一か月。
そのメールによれば、「余剰金用口座」というWise上のサービスで回避することが可能のようですが、利用はしていないため詳細は不明です。なお、100万円を超えた金額の所有を続けると、口座凍結もありえるとのこと。
機能④デビットカード
Wiseアカウントには、デビットカード番号が割り当てられます。しかも、アカウントに所持している複数の通貨から、一番適切な通貨を支払いに使用してくれる賢さ。英ポンドの買い物をした時には、しっかり英ポンドの残高を優先して支払いに使ってくれます。頭良し。
最初のアカウント作成時に、無料のデジタルカード(実体のない、番号のみの存在)と有料の物理的カード発行を選択することができます。
物理カードは発行料1,000円がかかるため選択はしませんでしたが、日本で発行したWiseデビットカードは、ApplePayやGooglePayに対応していない、という思わぬ落とし穴が。店頭支払いでガシガシ使うには物理カードの有料支払いが必須です。かくいう私も、ユーロ残高をサイト上にカード情報を入力するタイプのサービスでしか使用することができないので、少し困っています…。
アカウントを英国住所に更新することで物理カードを注文することは可能なようですが、面倒なのでやっていません!日本で素直に発行しておけばよかったと思います。反省点。
Wiseのアカウント作成手順
Wise公式自体が色々情報を出しているうえに、一般的なアプリの利用登録と同じくらい簡単なので、ここでは簡単な概要に留めておきます。
必要な書類は、マイナンバーと住所を確認できる身分証明書。マイナンバーカードがあれば一発ですね。
ちなみに、私のマイナンバーカードは、度重なる引越しで最後の転居先住所を記載することができなかった(この件に関しては、以前の記事をご覧ください)ため、住所照合で拒否されました。写真アップロード後、数十分でお祈りメールが届きます。ちゃんと確認しているんだな、と少し感動。運転免許証があったので事なきを得ましたが、出国直前に色々やると焦りますね💦
Wiseの両替手順
こちらも、それなりに本能的にアプリを操作することができると思うので、概要だけ。以下の手順は、日本口座の手続さえ終えておけば海外でも実施可能です。正確にはToDoリストではありませんが、せっかくなので。
ちなみに、手順1で外貨口座を直接選択した場合は、Wiseアプリ上の日本円→外貨への両替手順が必要無くなるため、ワンアクション少なくなります。ただ、微々たるものではありますが、直接外貨口座へのチャージの手数料は、日本円チャージ経由より高くなるようです。また、振込の瞬間の為替が適用されるようなので、「この瞬間に入金したい!」という場合には、直接英ポンドチャージの方が楽でしょう。
もう少し流れが分かりやすくなるよう図にしてみました。
いつWiseアカウントを作るべきか
私の場合には、渡英数日前に、両替の動作確認と最低限のポンドを持っておくためにWiseアカウントを作成しました。
Wiseアカウントの作成自体は、認証時間を含めても1日以内で終了します。
理想を言えば、マイナンバーカードが海外転出届で回収されたり、住所認証に使用できなくなる可能性を考えると、それらの作業前、出国2週間ほど前が理想でしょうか。また、物理デビットカードを注文する場合には、配送までに10日ほどは見ておくといいようなので、出国2週間前理想論が強まりますね。
以上、今回は、出国前ToDoリスト、Wiseに関する紹介でした🌼
次回は、今までのToDOリストのまとめと、紹介しきれなかったこまごましたタスクに関しての記事になる予定です!
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