DX?ICT?生産性UP?
なんだか最近、
「介護業界もDX化やICTの活用を進めて、生産性を上げよう!」みたいな流れがありますね。
実際のところどうですか?
なんか…みなさんのところはどうですか?
私のところはタブレットを導入して、「一括入力ができるから食事なんかの記録が楽になる」とのことでした。
確かに電子機器の扱いに慣れている職員さんはいいのですが、苦手な方は、いつまでも四苦八苦。
入力間違えたり、時間がみーんな一緒になったり「これ、やり方わからないけどどうしたらいい?」「間違えたんだけど直して」が日常茶飯事。
あと入力がめんどいからと日常の記録書かなかったり。
介護業界の現状を考えれば、致し方ないですよね。
若い人が圧倒的に少ないし、少しご高齢でも大丈夫!ていう世界。
もちろん若くても苦手な人、少しお年を召していても得意な人、様々なので一概には言えませんが。
入力が簡単になっても、わからない人教えてたら他の業務できないし、できない人はそれですごく残業するし、結局何やってるんだー?て思っています。
入力や情報共有で、事業所のできてないところを改善して…云々ていうのは現状難しいかもですね。
日々のバタバタ具合を考えると、その分析は誰がするんですか?状態です。
大きな事業所とか、しっかりした事業所はそのあたりがしっかりとできているのでしょうか?
できるのが理想的だと思うのですが、実際難しく感じています。
見守りシステムも様々なタイプがあります。
カメラで様子が確認できるものはいいのかもしれませんが、見学に行かせてもらった老健は、動いたら感知するタイプのもので、「結局は、鳴ったらとりあえず行かないといけないから、見守りが楽になったかは微妙なところ」と言われていました。
そして導入には、どうにもにお金がかかります💦
最近ではAIが話し相手になってくれるものも開発中と聞きました…
うーん。挨拶くらいならともかく、話し相手にAI。
「最近、家族と会ってないの」「そう、それは寂しいね」と利用者さんとAIが話しているところを想像するとなんだか辛いです。
もし自分の親がそうなったら…自分がそうなったら…
やはりケアは対人間にして欲しいのが本音です。
国はこうしたものを活用して、生産性を上げて(生産性といっても相手は人間。言葉のチョイスも微妙な気はしますが…)、人が少なくても行えるようにという方針のようですが。
インカム使って職員同士が連携取りやすくしたりとかは、大賛成です。
どこに居るかわからない職員さんとも様子確認ができるからです。
進めていくにしてもしないにしても、現状をよく把握した上で進んでいって欲しいです。