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介護の「〇〇ファースト」

おはようございます。

最近、介護業界で聞こえてくる「職員ファースト」「スタッフファースト」。
なんじゃそりゃって思って記事を読んだら、ざっくりいうと利用者さんからのハラスメントや要求に必要以上に我慢する必要はない、ひどい人に対しては事業所が利用を拒否して、職員を守るということらしい。
考え方としてはなるほどと納得はできる。

でもそれが「職員ファースト」と呼ばれるのはなんだか微妙な響き。
利用者さんであろうと職員であろうと、ダメなものはダメと言えるようにしましょうということでしょ?
そうすることで、介護業界からの離職を防ぎ、人手不足の解消につなげましょうという動きらしい。
じゃぁ「ファースト」つけるんじゃなくて、対等でいきましょう、いかせてもらいます、ということでいんじゃないかな。

「職員ファースト」てつけたら勘違いしたする職員出てきますよ。
介護現場にはすでに「職員ファースト」の人、いっぱいいますよ。
職員ファーストというか「自分ファースト」。
そんな人たちが「うちは職員ファーストなんだからね」て介護放棄したり、暴言暴力を発動するのが目に見えています💦
利用者さんや家族さんにも、きちんとした説明をしないと「え?自分たちは大切にされないということ?」と勘違いさせてしまうでしょう。
よっぽどマジメにしてた事業所は別として、ちょっと微妙かなと感じました。

キャッチーな言葉を使いたいのか、ちょっと真意はわからないけど、「ファースト」て上下関係を作ってしまう言葉。
今の時代多様性を謳いながら、誰が上とか下とかそういうのはそろそろ止めたらいいのでは?

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