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幸せになるために目標を使い分ける


先日、『99.9%は幸せの素人』という本を読みました。

幸せになるためにはどういったアプローチを取ると良いのか、ということが明快に書かれていました。


この本を読んでの学びは

①「ある日寝て起きてみたら、急に幸せになっている」なんてことはない
②自分が望む幸せな状態を明確にする
③幸せのために、地位財、非地位財を使い分ける

の3つでした。

漠然とガムシャラに頑張るのもよいけれど、コスパ良く幸せになるための方法を知ることができて、自分の中の選択肢が増えた感覚がありました。

①「ある日寝て起きてみたら、急に幸せになっている」なんてことはない

当たり前っちゃ当たり前ですよね。

漫画やアニメの主人公が突然超能力に目覚めるように、ある日突然幸せになっていることはありません。

幸せになるような思考や行動、習慣化をすることで初めて幸せになることができます。

無慈悲ではありますが、行動することで幸せな自分に近づくことは誰でもできるということでもあります。
あまり悲観せずに、後述のような努力をコツコツ重ねていきたいです。

②自分が望む幸せな状態を明確にする

この本では、「人々は世間一般に言われている幸せに縛られすぎている」と述べています。
では、自分自身の幸せはどのように見つけていけば良いのでしょうか?

①自分のなりたくない姿や状態をイメージする
②①の状態を反転させた言葉に書き換える

こうして書き換えたものが、あなたの個人的な幸せの姿です。

例えば、自分の場合は以下のようになります。

①自分のなりたくない姿や状態をイメージする

・いつもイライラして、他人に八つ当たりしている
・自分の時間がなく、会社や周囲の人に使われている状態
・周りの顔色ばかりをうかがっている

②①の状態を反転させた言葉に書き換える

・いつもイライラして、他人に八つ当たりしている
→常に心穏やかで、周囲の人に感謝の心を忘れない
・自分の時間がなく、会社や周囲の人に使われている状態
→自分の時間を持てている
・周りの顔色ばかりをうかがっている
→主体的に自分の軸で行動している

最初に自分のなりたくない姿や状況を想像することで、世間一般のイメージに引っ張られることなく、自分のありたい姿や幸せな状態を考えることができます。

自分のなりたい姿の反対側には幸せが待っているというのは面白い考え方でした。

自分にとってのなりたい姿、幸せが見えてこない方は、ぜひ一度試してほしいです。


③幸せのために、地位財、非地位財を使い分ける

先程、自分のなりたくない姿を反転することで、自分の幸せを見つけることができました。
では、どうやってその幸せに近づけばよいでしょうか。

この本では、地位財と非地位財の2つを使い分けることが重要だと書いています。

地位財とは、他人と比較して優れていることに喜びを感じるものです。
会社の昇給、テストの良い点数、みんながまだ持っていない新製品などが挙げられます。
これらは手に入れた瞬間に幸せを感じる一方で、その状況に慣れてしまうと、「もっと欲しい」とより上位のものを求めてしまいます。そのため、嬉しさは長続きしない傾向にあります。
継続する力がなくて途中で燃料切れを起こしてしまいます。

非地位財は、他人と比較しなくても喜びを感じられるものです。
良好な人間関係、今の自分の仕事環境などが挙げられます。
これらは、継続的に頑張るモチベーションにはなりますが、現状の幸せに満足してしまうあまり、新たなチャレンジをする貪欲さを失ってしまう恐れがあります。
現状維持が目的となり、徐々に萎んでいってしまいます。

地位財も非地位財もどちらもメリット/デメリットが存在します。

大切なのは、自分の目的に合わせて地位財/非地位財を使い分けて、行動力の源にすることです。その時々の状況や自分の幸せの形に合わせて、目標としての地位財と非地位財を使い分けるのが理想形です。

地位財と非地位財に良いも悪いも優劣もありません。大切なのは、今の自分の状況に応じて使い分けることです。



自分はこの本を読むまでは幸せって世間一般の共通イメージに沿ったものだと思っていました。
ですが、自分の中の幸せを設定し、目標に取り組むときも状況に応じた地位財/非地位財を使い分けることで、物質的な幸せも精神的な幸せも両方をバランス良く手に入れることができることを知りました。


自分のなりたい姿、幸せな状況を見つめ直し、必要に応じて目標を使い分ける。
これらを常日頃から実践する。

まとめてみると簡単ですが、実際にやってみるとなかなか難しそうです。
ですが、ゴールを設定することで走りやすくなることは間違いないと思います。

「ある日寝て起きてみたら、急に幸せになっている」なんてことはない

と最初に書きましたが、いつかきっと幸せになると信じて走り続けようと思います。

また次回!


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