【骨格筋】虫様筋の解剖学
虫様筋の解剖学
この記事は虫様筋の解剖学的知識のアウトプットを目的としています。
解剖学初学者の方への小さな助けになれば幸いです。
今回は虫様筋の情報をまとめました。
基本情報
概要
虫様筋とは長趾屈筋の腱から母趾を除く第2~第5趾へと伸びる足裏の筋肉です。
足の内在筋の一部で2番目の層にある筋肉です。
これらの筋肉は、足趾の動きを細かく調整する役割を持っています。
各足趾の近位指節間関節(PIP関節)を伸展させ、基節間関節(MP関節)を屈曲させる作用があります。
起始
起始部
長指屈筋腱
停止
基節骨底
拇指外側縁
支配神経
外側足底神経
内側足底神経
血液供給
外側足底動脈
内側足底動脈
機能
近位指節間関節(PIP)
伸展
遠位指節間関節(DIP)
伸展
中足指節関節
屈曲
メモ
虫様筋は、手の虫様筋と類似した機能を持っています。
足趾の細かい動きや安定性に重要な役割を果たします。
虫様筋の起始部は骨に付着していないので移動します。
この筋肉はしばしば欠損があったり、重複があったりしますので、人によって違いが見られる筋肉です。この筋肉は、触診できません。
まとめ
今回は虫様筋を解剖学的に紐解きました。
他にも筋肉別に記事を書いておりますのでよければご覧ください。
少しでもお役に立てますと幸いです。
参考
https://visual-anatomy-data.net/muscle/detail_108.html
引用
ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)