【骨格筋】半腱様筋の解剖学
半腱様筋の解剖学
この記事は半腱様筋の解剖学的知識のアウトプットを目的としています。
解剖学初学者の方への小さな助けになれば幸いです。
今回は半腱様筋の情報をまとめました。
基本情報
概要
半腱様筋はハムストリングスのひとつで、大腿部後区画の筋肉です。
鵞足の3つの筋肉のうちのひとつです。
半腱様筋は半膜様筋を覆うように走行し、筋腹がやや上寄りにあり、筋線維が長いのが大きな特徴です。
半腱様筋は膝関節と股関節を跨いでいるニ関節筋でもあるので
股関節の伸展動作にも関与します。
起始
坐骨結節(大腿二頭筋との共同腱)
停止
鵞足を介した脛骨幹上部の内側面
支配神経
脛骨神経
(L5~S2)
血液供給
大腿深動脈
下殿動脈の貫通枝
機能
下腿の屈曲
下腿の内旋
股関節の伸展
股関節の内転
メモ
鵞足には(半腱様筋・薄筋・縫工筋)が付着します。
筋は他のハムストリングと同様、柔軟性が失われると起始である坐骨結節が引っ張られるので骨盤は後傾しやすくなります。
半腱様筋の名前の由来はその停止腱が長いことからきている。
まとめ
今回は半腱様筋を解剖学的に紐解きました。
他にも筋肉別に記事を書いておりますのでよければご覧ください。
少しでもお役に立てますと幸いです。
参考
https://www.youtube.com/watch?v=ZhB7t75DxWo
https://www.youtube.com/watch?v=dDq3cXKu3RY
https://muscle-guide.info/semitendinosus.html
https://visual-anatomy-data.net/muscle/detail_045.html
引用
ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)