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やっぱり一推しはこの選手です

こんな感じの面白い人なんです

 なんて良いお題なんでしょうか。「すごい選手がいるんです」。紹介する選手なんて一人しかいません!!!話したいことたくさんだけどまとまるかなぁ。がんばります!

 登場曲は『I was born to love you』正直知った時は意外だなと思った。かと言ってなんだと思ったとかそういうわけでは全くない(笑)今回紹介するのは東洋大姫路高校から東洋大学に進学、その後ドラフト1位で福岡ソフトバンクホークスに入団した甲斐野央投手。最速158㌔右腕なんて紹介は今更しても意味がないのでどうしようか。大学時代に面白い印象のある話をしていきたいと思う。

 私は甲斐野投手の担当として取材を続けた学生記者。モットーとして『プロフは面白くなくてはいけない』というものを掲げていた。そのせいで毎回なにを聞こうか悩むのは取材の本題よりもプロフの質問だった。どう考えてもおかしい……。一番最後にプロフを入れたのはこの記事のはず。この日は福岡ソフトバンクとの仮契約の日でめっっっっちゃ厳かな日でした。いや、プロフはこの日に書いたわけではないんだけども。新たな船出の日にこのプロフを挿すこともなかったかなと今になって考えると思う(笑)個人的に好きなのは無人島に持っていくならの欄でこの質問は後に鉄板化したし、なんなら今年に入ってから一般スポーツ紙だかラジオでも同じ質問を他の選手にしていて笑った記憶がある。あと個人的に好きなのは好きな食べ物を聞くと肉ではなくお肉って言うところ。

 こんな話をしていると「甲斐野くんって意外と不思議な感じなのかな」なんて思われかねないからまだ一般紙でプロになってから見てないコメントの話もしたいと思う。

 その前に少し勘違いされがちなのでここで甲斐野投手の投手としての経歴を振り返るが、そもそもは先発()でその後は上の学年とかにエース級がたくさんいた影響もあってショートイニングが続く。3年生の秋に当時の主将兼エースの飯田晴海投手のあとを投げるロングリリーバー的なポジションで大活躍。最多勝をあげたあとのインタビューでは「他大のエースに嫌われるわ」とか言ってた。そして、ご存知のように4年生の春から勝ち試合終盤7・8・9回くらいを投げるようになった。

「輪から外れてる」難しさ感じた大学4年

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 「輪から離れてるそんな感覚」。これは最後の1年間で2、3度口にしていた言葉だった。みんながチーム一眼となって試合に挑んでいく中で抑えの役割をもらった甲斐野投手はなにか違う感覚をもっていたよう。チームは前年度に続き春季リーグで優勝を果たした。リーグ戦期間中は最後のマウンドに立ち抑えベンチに戻る。それが当たり前のようにもなっていた。きっとこの頃からかなと私が思うタイミングは全日本選手権だ。先発は現在横浜DeNAに所属している上茶谷大河投手。リーグ戦で無敵の投球を続けていた右腕の速球が思うようにミットに届かない(試合後に知ったのは胃腸炎?だったらしい)。その後を受けた現中日ドラゴンズ・梅津晃大投手も調子を出し切ることができないまま、まさかの試合はコールド負け。甲斐野投手は最後の全日本選手権でマウンドに上がることすらできなかった。

 起用されなければチームに貢献することすらできない。後半への絶対的な信頼を勝ち得ることの代償として、最後に渡らないままに終わってしまったこの試合が一つのターニングポイントだったのかなと思っている。

 秋リーグはリーグ優勝できずに最後のリベンジは果たせなかったのだが、リベンジをしたかったか聞いた時に返ってきたのは「俺が投げたいとかじゃなくて、俺がエースだと思った2人が抑えるところを見たかった」。あーたしかにそうだよね。とそれしか思わなかった。大学からプロに進んだ投手3人は日本代表にでもならない限りはそういう機会がないから、今のところはこの時が最後の機会。うーんどうにか見たいものですね。

 なんか途中から話がわからなくなってきましたね。とりあえず、面白いだけの人でも球が速いだけの人でもないんです。結構しっかりしてるいい人なんですよね。今日からのプロ野球ですが、甲斐野投手は怪我の影響で出だしは少しお休みの模様。全快になって戻ってきてくれるのが本当に楽しみです。


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