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【読書記録】14冊目「TURN 東京駅おもてうら交番・堀北恵平」

概要

生活安全課に研修先を移した新人女性警察官・恵平は、見回り活動中に郊外から来た女子中学生たちと出会う。急な生理で動けなくなった少女を助け、役に立てたと喜ぶ恵平。しかし数時間後、少女が出血多量で死亡して……。中学生の間に根を張り、妊娠をなかったことにする闇深いシステムとは? 一方、「うら交番」の情報を集める青年刑事・平野は、交番を訪ねた警察関係者が全員1年以内に死んでいると気づく。死の災いが恵平を襲うシリーズ第4弾。

感想

こちらのシリーズも4冊目。

今回はこれまでのように猟奇事件の謎を追っていくというよりは、青少年たちに蔓延る闇ビジネスのようなものに迫っていくというストーリーだった。

すっきり解決とは言えず、やや派手さやスピード感にも欠けるものの、全体としては変わらず面白かった。

生活安全課の研修中のケッペーだが、相変わらず事件を引き当てる能力はピカイチ。研修中の身でありながら勝手な捜査をし、指導者の池田に戒められるが、煮え切らない様子だ。

私は正義感にあふれた心優しいケッペーが大好きだ。でも、勝手な捜査をすることで自身が危機に直面したり、警察の仲間を危険に晒してしまうこともあるのだろう。

異なる部署であらゆる先輩から指導を受けながら、
一歩ずつ成長を続けるケッペーに目が離せない。

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Kaho
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