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【読書記録】10冊目「PUZZLE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平」


概要

年の瀬が迫り、慌ただしくなる東京駅。新人女性警察官の恵平は、置き引き犯からスーツケースを押収する。中には切断された男性の胸部が――翌日から、都内各所で遺体の一部が次々に発見される。冷凍状態の男性の胸部と足、白骨化した女性の手首、付着していた第三者の血痕……被害者は一体誰なのか? 遺体発見のたびに複雑化する事件を、青年刑事・平野と恵平が追う! 過去と現代の猟奇犯罪が重なり合う、シリーズ第3弾。

感想

「東京駅おもてうら交番」シリーズ3冊目。
今作も先が読めない展開で面白かった。

今作からは水品という新たなキャラクターも加わり、恵平、平野、桃田、水品という仲間同士の掛け合いがより魅力的に描かれていたように思う。恵平と平野は事件を重ねるたびにいいコンビになり、水品からは「付き合ってるんですか?」と聞かれていたのが微笑ましかった。このシリーズは事件が悲惨すぎるからこそ、その分主人公を取り巻く多様なキャラクターにどんどん愛着が湧いてくる。とにかくペイさんの観察眼が凄すぎて脱帽。

恵平と平野はまたもや「うら交番」を訪れるのだが、どうやら不穏な噂があるようで・・・。事実だとしたら悲しい展開になるが、どうなっていくのだろうか。

まだまだ「うら交番」の存在は謎も多く、気になるところだ。
いやー面白い。ずっと読んでいたい。完結しないでほしい。


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Kaho
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