☝️目指せ‼️インベスターへの道✨『いま君に伝えたいお金の話』👛
村上世彰著 幻冬舎
育った環境がその人生の半分以上をすでに決定しうることは、60年生きてきて、やっと思い知ることが出来た。
昭和35年、戦後の日本が復興に向けて立ち上がり経済成長期に差しかかった過渡期に私は生まれた。
アメリカのGHQが敷いた経済の民主化により、『新しい日本』の生活様式は貧困に喘ぐ日本国民に夢と希望を提示した。昭和30年代に入り、サラリーマンと言う雇用形態は全国民中流社会を形成し、ちゃぶ台が無くなりテーブルとイスのダイニングキッチンの食事。2DKが基本の集合住宅は『洋風』の生活を実現し、テレビと洗濯機と冷蔵庫が三種の神器となった。
が、我が家の父は和菓子の個人商店の雇われ職人で、月給ではあってもボーナスなども無く月々の収入も店の売上げに左右される不安定なものだった。
「お父さんもサラリーマンだったら……」と母はよく愚痴っていたの覚えている。幼かった私はそれがどう良いのかなどもわかるわけもなく、仕込みで朝早くに出て午後の2時には帰宅する父が普通と思っていたので疑問にも思わなかった。
父は頑固なところがあってこうと決めたらテコでも動かない性格の人だった。自分の技術には自信とこだわりを持っているいわゆる『職人堅気』を絵にかいたようなところは天職だったと思う。
例え、安定した収入と引き換えに会社勤めをしても続かないのは本人が一番わかっていたんだろう。
私が小学生の時に我が家は引っ越しをした。かなりの倍率の抽選に当選し、小さなアパート暮しから憧れの『団地暮し』となった。
母はそれを機にパートタイマーで働き始め、少しずつ世の中の『中流家庭』暮らしの端くれに仲間入りすることが出来たのである。
その頃、『金が上がる』という情報を手にいれた父はコツコツと地道に貯めていた資金を投じた。金は順調に値上がりし、わたしが高校に進学する頃にはその入学金に充てられるほどになっていた。
私は勉強が苦手でとても公立高校に受かる程のオツムを持っていなかったので、これには感謝した。私立の女子高の入学金は当時、かなりの高額だったことを覚えている。その時初めてそう言う『お金の増やし方』があることを知った。
それでも、私はその頃、お金より目の前の漫画への興味が先立ち、来週のマーガレットの『ベルばらのストーリーがどうなるか⁉️』と言うことばかりに頭を牛耳られでいたのである。
もしもあの時、その雑誌を買うためのお小遣いを少しでも増やすことに興味を持っていたら?
父のやっていたことが『投資』だったことに気づいていれば?
そのからくりを学びお金の回し方を知っていたとしたら?
きっと今より夢のある人生 だったろう。
『いま君に伝えたいお金の話』の著者、村上世彰氏はこう書いている。
日本の学校ではお金のことをほとんど教えていません。でも、僕はむしろ、できるだけ早いうちからお金について考える習慣をつければ、その分、お金に関して「しなくていい苦労」が減るはずです。中略…
僕は君に、「稼いで貯めて、回して増やす」というお金との付き合い方を教えたいのです。
彼のお父さんは彼が幼いときから、とても積極的にお金の話をしてくれたそうです。
『お金は寂しがりやだから、たくさん居るところに集まってくるんだ』
そんな風にお金が友達みたいに話してもらえたら、大好きな友達のことを考えるようにお金のことも知りたいと思うし、増やすのが楽しくなるに違いない‼️
父が幼い私に絵の書き方では無く『金の買い方』を真剣に教えてくれていたら…もしかしたらこの著者のように本でも書いていたかもしれない❗️
しかし、人生に『if』はない。目の前を進んでいくしかないのだ。今からでも遅くない。出来ることを実行する‼️それが、何よりの近道だから。
去年の5月から始めたプチ株は順調に成果をだし始めた💕まだまだ単価は少ないが、20%程の利益になった🌟(FXは残念ながら、まだ成果は出ていない…💦)
60歳になっても、懲りずにひた走るこんなおばちゃんの生き方に、ひとりでも共感してくれればうれしいな❤️