生成 AI 時代は「熱量の密度」が組織の競争力
生成 AI 時代は、熱量の密度が組織の競争力になる。数の大小でもなく、IQ の平均値でも無い。
数が大きい組織は一般的に強い。人が増えれば解決できる課題も増えるし、理解可能な事業ドメインも増える。
ただ、熱量が無くては未来の AI 技術によって置き換えが可能だ。正直、単純に数が競争優位になる時代は、生成 AI が来る前から終わっている。
数が少ないことも競争力にはならない。極論その人が死んだら、解決してきた課題は無に帰す。
1 人法人という言葉が生成 AI 界隈で話題になることがあるが、一定の数は必要だ。
IQ はもってのほか。LLM が学術試験に通過するニュースを見るたびに、人類は地球上で1番 IQ が高い生き物の地位を失ったことを感じる。
では組織の競争優位はなにか。熱量だと思う。
事業ドメインへの愛。自分のアウトプットへのプライド。課題を解決したいという熱量。いてもたってもいられない行動力。社会をよくしたいという想い。
創業者の情熱があり、それがパーパスやミッションへと昇華され、組織にとっての道標となる。
その道標に感化された、情熱のある個人が集まり、組織の原動力となり、社会課題を解決していく。
熱量の密度を大切にしながら、組織をスケールさせていくこと。それが生成 AI 時代の組織の競争力に繋がる。
ひいては中長期に社会課題を解決できる偉大な会社への近道だと思う。
間違っちゃいけないのは順番。まず事業。事業ありきの組織。逆はどこかで破綻する。
この記事が参加している募集
お酒と映画と読書が大好きで夜も眠れません。たくさん働きます。 プロダクトマネージャー ← 受託開発会社代表(コーディング/セールス/PM)。 fintech / プロダクト / 映画の呟きが多め。 ストーリーあるものが好き。