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オススメの本まとめ
育児をするうえで役立ったと思う本をまとめました。
育児・発達系(4冊)
私が今までに読んだ育児・発達に関する本の中で、よかったな〜と思ったものを4冊選びました。
1.非認知能力: 概念・測定と教育の可能性
非認知能力ってぼんやり知ってる感じするけど、体系的な理解はできてないな〜と思って読んだ本。
「非認知能力」と呼ばれる15種類の心理特性について、それぞれの説明に加え、どんな研究がされているか、どうやって伸ばせるか、が書いてある。
きっちりした内容だけど、読みやすくて理解もしやすいので読んでよかった。
2.脳はこうして学ぶ:学習の神経科学と教育の未来
タイトル通り、「脳」というひとつの器官に焦点を当てた内容。
脳に関するいろいろな研究の話が載っている。
言葉を覚えたり数字を理解するとき脳はどうなっているか、っていう説明があり、それを踏まえて教育で何ができるか、というところまで書かれている。
比喩が難解だったり、医学的なワードも多く出るので、読みやすいとは言えない。
でもすごく面白かった。
3.遺伝子を生かす教育: 行動遺伝学がもたらす教育の革新
得意なこと苦手なことがどれくらい遺伝子によって決まってるのか、っていうのが書いてある。
その上でどういった教育をするべきか、というのも書かれているが、これは国とか教育委員会みたいな上層向けで、家庭での育児に直接繋がる内容ではない。
でも人の能力と遺伝子の関係の話は面白かった。
4.自分の親に読んでほしかった本
これは読んだ方がいい。ベストセラーなのも納得。
内容をざっくり説明すると、「我が子に対して怒りを感じたら、それはこどもの頃のあなたが自分の親へ感じていた怒りだよ」ってことが書いてある。
全体的に、科学というよりは感情論なので、正直納得できない部分もあったけど、読んでよかったと心底思える本。
日常系(2冊)
日常生活で役立っている本です。
1.街角図鑑
パイロン、標識、マンホール、信号機...街中で見かけるあれやこれが載っている。散歩中にパイロンを見つけると喜ぶ我が子のために買ったけど、大人の方がハマった。
こどもいなくても誰でも楽しめる。超オススメ。
2.旬のカレンダー
家庭内でも季節を感じられるようにしたい、と思って買った。
旬の食材や花、行事などが月ごとに書いてある。
食事メニューや家の中に飾る花を買うときにとても参考になる。
その他(8冊)
個人的にオススメな本です。
ほとんどが妊娠する前に読んだ本で、育児に直結する内容ではないです。
でも思考や判断をするときに参考になることがたくさん載っているので、育児をする上でも非常に役立っています。
1.NUDGE 実践 行動経済学 完全版
行動経済学者のリチャード・セイラーが好きなので、セイラーの著書で翻訳されているものは全部読んでいるが、重複する部分も多い。
まず読むなら、最新の著書で、「完全版」と銘打っているこちらがオススメ。
行動経済学といえばダニエル・カーネマンだが、私はセイラーの本の方が読みやすくて好き。
2.THINK AGAIN
TEDでもお馴染みの心理学者、アダム・グラントの本。なにか判断するとき、一旦落ち着いて再考してみる方が良い結果になりやすいよって書いてある。
3.GIVE & TAKE
アダム・グラントの本。私はアダム・グラントがとても好き。
自己中心的で利己的なテイカーより、人のために行動できるギバーのほうが社会的に大成功するよって書いてある。
でも能力のないギバーは搾取されるだけなので駄目とも書いてある。
4.才能の科学
元卓球選手、マシュー・サイドの本。この人の著書では、次に挙げる「失敗の科学」がときどきSNSでバズってるので知っている人も多いと思う。
才能って生まれつきじゃなくて、環境と努力だよって書いてある。
正直、「生まれつきじゃない」ってとこは全面的に同意はできないけど、でもたしかに環境と努力がでかいなって思うようなエピソードがたくさん載っている。
反射神経の話で、卓球でオリンピックにも出場したマシュー・サイドが、趣味ではじめたテニスでは全然打ち返せないってエピソードが面白かった。反射神経って生まれつきじゃなくて、子どもの頃から卓球やりまくってたから、相手選手の肩の向きなどから次の動きを予測する訓練がされてただけで、腰の向きに注目する必要のあるテニスでは即座に反応できないらしい。
面白い。
5.失敗の科学
マシュー・サイドの著書で、ときどきSNSでバズってるので有名なやつ。
これを読んで「失敗」に対する捉え方が変わった。
この人の本は、エピソード集って感じで面白いし読みやすい。
6.多様性の科学
これもマシュー・サイド。
課題を解決したいとき、一つの分野の専門家を集めるより、多様な分野のスペシャリストでチームを組む方が良い結果が出るよって書いてある。
ただ、各分野の「スペシャリスト」が集まるといいのであって、素人を集めても駄目とも書いてある。そのなんか甘くない感じがいい。
7.母親になって後悔してる
妊娠鬱になっていたときに読んだ本。
母親になったことを後悔している人たちにインタビューした、実際のエピソードが載っている。
我が子は最高に可愛いし心から愛してるけど、それはそれとして、「私」という1人の人間が損なわれるように感じている人って結構いるよねって話。分かる。
8.もっと!
神経伝達物質・ドーパミンについての本。
人の思考や行動にドーパミンがどんな影響を与えているのかっていうのが書いてある。
これを読んで、私のこの性格はドーパミンのせいか...ってなった。面白い。
以上、オススメの本です。