できる40代は、「これ」しかやらない 感想
この本を半分まで読み終わって最初に口にした言葉が「この本凄いな!」です。注目してもらいたくて言っているわけでも、大げさに言っているわけでもありません。本心からの感想でした。
私は現在38歳で、40代が目前に来ています。直近の一年間は言葉にできない焦燥感により、じわじわと精神に負荷が掛かっていました。大した実績も残さずこのまま30代が終わって良いのか?と、思い悩むことも多かったです。
そんな時に書店でこの本と出合いました。40代と聞くだけで気分が悪いのに、ましてや本なんか読めるか!!って感じでスルーしたんですが、結局一周回ってこの本の目の前まで戻ってきてしまいました。
私がその時考えたことは、「30代を理想の人生のように歩めなかったなら、これからの40代を素晴らしいものにする為に、今から準備すれば良いじゃないか」といった事です。
そして冒頭の読んだ感想です。読んで良かったと心から思っています。
ここまで感想を述べていましたが、この本で良かったところの一部を紹介させて頂きます。
【40代になったら便利屋からの脱却】
40代になると管理職になったり、責任のある仕事を任されたりする事が多くなると思います。そうなると会社や上司が求める成果を出し続けることに注力し、自分にとって不得意なことでもなんとかこなそうと頑張ってしまいます。
それは便利屋としての評価が上がるだけで、あなた自身の正当な評価にはつながりません。その為、「できる40代は余計な仕事をやらず、自分の評価につながる仕事だけをやる」これが重要となります。
まずは自分の得意な事をアピールし、周囲の人たちに印象付けをします。すると、得意な仕事ばかりが舞い込んできて、そこで実績を上げるとエキスパートとしての地位を確立することができますし、転職の場合も強みとして使うことができます。
【人望というワクチンは、日々の改善からしか得られない】
40代になると多くの実績を上げ、良いポジションに付くこともあると思います。そうなると、そこに付けなかった人や実績のない人からのジェラシーというウィルスをまかれ、足を引っ張られてしまうかもしれません。では、どうすれば良いかと言うと、人望を高めることしかありません。
「人望のある人」という評価があれば足を引っ張ろうとする側も、悪口や陰口を言いにくくなります。批判した自分が悪者にされる恐れがあるからです。人望は望んで直ぐに手に入る物では無い為、日頃の一つ一つの行いを蓄積していくことが必要です。
私自身も、忙しさや上手くいってない時にピリピリして、部下にぶつけてしまうことがあります。後になって何であの時もっと優しくできなかったんだろうと後悔しています。この繰り返しばかりなので、本当に変わらなければならないと痛感しています。
ここまで本書の一部を紹介させていただきました。40代はもう人生の後半戦で、余計なことに時間や体力を使っている暇はありません。
その為、30代の今だからこそ備えておかなければならないと、強く感じています。40代になって、「あ!やばいかも」なんて考えたくないですよね。
そんなことにならない為にも、是非、この本を読んでみてさい。