【シリーズ〜鍵の歴史⑥〜】ギリシャの神殿錠
#鍵 や #錠前 は、#ギリシャ神話 や #ホメロス 作の「#オデッセイア」などに描かれているだけでなく、実際に #ギリシャ の #アルテミス神殿 からは鍵が #出土 しています。
#神殿 に入る為の鍵(#神殿錠)は、#神殿 という #聖域 に入るという実用目的以外にも、鍵自体が #権威 の #象徴 とされていました。
この #ギリシャの神殿錠 は、出土した現物や資料を参考として #復元 されています。
神殿錠の #施錠時 は、#閂 には #革紐 が結ばれているので、その革紐を穴から外に出して #扉 を閉めます。
そして、外側から革紐を引っ張り閂を掛け、後は革紐を外のリングに縛っておく事で、#結び目 による #閉鎖 も行われ、これで #施錠 が完了します。
そして、神殿錠を #解錠 するには、まず #扉 の穴から外のリングに縛られている、革紐の結び目を解きます。
次に、鎌の形あるいは直角の長い形をした #神殿鍵 を #鍵穴 の中に挿入し、内側の閂の突起の溝に当たる部分にあてがい、水平方向に移動させて閂を外します。
なお、鍵穴の位置と閂の位置が近いと不正に解錠されやすい為、これをわざと遠くしてありますが、それでもギリシャの神殿錠は原理さえわかれば、その辺に転がっている枝でも解錠できたと考えられ、#安全性 はあまり高いとは言えません。
加えて #エジプト錠 やギリシャの神殿錠に用いる鍵は、型に担ぐくらい大きい為、大変不便であったと言えます。