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【シリーズ〜鍵の歴史⑨〜】バロン錠
#中世 の #ウォード錠 から、どのようにして #レバータンブラー錠 へと #推移 したかは明らかになっていません。
ただ、#1778年 に #イギリス の #ロバート・ #バロン(Robert Barron)が、レバータンブラー錠に似た #錠前 の #特許 を #取得 しており、これを「#バロン錠」と呼びます。
バロン錠の #締まり #機構 は #本締まり であり、ウォード錠も併用していますが #スプリングタンブラー を持つことで、新しい #鍵 の #仕組み を実現しています。
これまでの #エジプト錠 は、#木製 のピンが #タンブラー の役割を #持ち合い鍵 を判別していましたが、その後のウォード錠は #可動式 タンブラーで #合い鍵 を #判別 するようになりました。
なお、バロン錠は #閂 の下側に2カ所の #レバー タンブラーが収められており、それに「#ツク」が設けられています。
さらに閂にはツクにはまる #切り欠き があり、鍵でタンブラーを持ち上げるとツクが切り欠きの #ゲート に揃って、その結果閂を動かす事ができます。
つまり、タンブラーをちょうど良い高さまで持ち上げられる鍵だけが、閂を動かす事ができるわけです。
現在のレバータンブラー錠は、ツクが閂の方にあるという点ではバロン錠とは異なりますが、考え方はほとんど同じです。