脱走

11月初旬、買い物から帰って、玄関のドアを開けたら、足の隙間からレオが外へすり抜けて行ってしまった。

名を呼んでも、戻らない。

餌皿を持って来てカチカチ鳴らしてみた。
おやつをもらえると思ったのか、皿に近づいてきたところをやっと捕まえることができた。

また別の日。からりと空気が気持ちよくなったせいか爺が外へ出た。その足元をすり抜けてレオとククリが外へ出てしまった。
飼い主は仕事の為留守にしてたので、お義母さんがお義姉さんと姪っ子に助けを求めて、どうにか二匹は無事に帰還。

何事もなくてよかった。
でも、覚悟はしておかなきゃなぁ。

爺の痴呆に拍車がかかってきました。

神かみの留守るす自分じぶんの子この名な忘わすれけり

肌はだ寒さむし眠ねむつて猫ねこの熱あつき耳みみ

不知火しらぬいや軽けいトラの処分しょぶんの行方ゆくえ

末枯うらがるる裏庭うらにわに猫ねこうずくまる