【詩】 余命

霜でおおわれる花びらのように
朝風に出会う
この長く落ちる間に
短さを聞く、光を聞く
彼の弱々しい手指が木陰をかすめている
私たちがお互いの記憶を交換した
お互いの嬉しみが似てる形であって
陰は、違う色である
死に触れるから。でも
雪融けの抱擁の中には
光がもう漏れ込まなくて、だから私たちは
一つ形になった。

でもあなたが知っている
夜明けの際に、残月が沈んでいて
消えてなくなって、もうすぐ閉じる目のように
私たちの運命を見ている

#ポエム #詩が好き #詩

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