読書メモ「仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?」
人生最大の失敗は「失敗しない」こと
仕事をする上でスピードとクオリティの両立がいかに難しいか、
日々痛感しているのは私だけではないと思うのですが、
あなたはどうですか?
スピードを上げるとミスが増える
正確にやろうとすると遅くなる
この本では、まずミスをしないということに重点を置いています。
「ミスをしない」ということはそれだけで信頼感が高まり、あなた自身の「強み」になります。
そして、ミスをしないことそのものが速さにつながると考えられるのです。
ではどうすればミスを防げるのか。
まず、注意力では、失敗もミスもなくすことができないといことを理解する必要があります。
いかにミスをしない仕組みをつくるかを工夫して考えていくこと。
この一点に尽きます。
ミスの起こる原因は大きく4つあります。
注意不足
伝達不良
計画不良
学習不足
この4つの原因を取り除けば個人の失敗に関しては恐れる必要がなくなります。
注意不足
以後気を付けますでは何も改善しない。
他人と機械の力を使う。
作業が惰性にならないようにするにはどうすればいいか仕組みを考える。
伝達不良
大事なのは内容や概念。
表現の仕方を変えるだけで間違いがおこっているかを瞬時に確かめられる。
計画不良
良い計画には良い結果がついてくる。
的確な計画を立てること。
学習不足
学習をする動機付けする。
学習を楽しむ工夫をする。
地道な努力が必要。
ミスや失敗をプラスに転化する方法
ミスが起こった時最初にすべきことは、ミスの被害を拡大させないこと。
次に、起こってしまったミスの後始末。
そして、そのミスを繰り返さないようにする。
そのためには、
自分のミスを正当化しない。
周囲や環境のせいにしない。
ミスを防ぐ新たな仕組みを身につける。
試行錯誤を続ける。
まとめ
上記で紹介した方法以外にもチェックリストやメールを使った方法など、
様々な例が具体的に書かれているので、自分の業務と照らし合わせて取り入れて実践することができると思います。
そして、トライ&エラーで工夫していくことがなにより大切です。
著者:飯野謙次