トリの肩どこ?バルサミコ炒め (レシピ付き)
鳥類だって当然、肩はある。
ただ人のそれと比べたら、一見どこが肩なんだかわからない。
もしも鳥から肩こり解消のマッサージを所望された場合、はたして正確な場所をほぐしてやれるのだろうか? などと、飼っているインコを眺めつつ考える。
あまりにもじぃっと見つめすぎていたのか、インコからいぶかしげな視線を返されてしまった。失礼、今日はきみの好きな春菊があるから分けてあげよう。
… しかしこの話から料理のレシピへの流れって、少々微妙な気分だね。
● 鶏と春菊のバルサミコ炒め ●
材料
鶏かた肉・適量
春菊・適量
塩、酒・少々
バター・大さじ1
バルサミコ酢・大さじ1強
醤油・小さじ2
粗挽き黒こしょう・適量
1. 鶏かた肉は大きければ食べやすい大きさに切り分け、塩、酒で下味をつける。
春菊は2〜3センチほどの長さに切りそろえる。
2. フライパンを熱し、かた肉を焼く。
肉に火が通ったらバター、バルサミコ酢、醤油を加えて炒める。
照りが出てきたら春菊を加えてさっと炒めあわせる。
仕上げに粗挽き黒こしょうをふってできあがり。
鶏かた肉も春菊も毎回手に入る量が違うので、どちらも『適量』と書いています。目分量! 食材の量にあわせて、味付けはレシピの調味料の分量を元に、うまいこと増減してくださいな。
「かたにく」と音だけ聞くと固い肉を思いうかべてしまう。
ところが実際の鶏の肩の肉は、胸肉ともも肉のいいとこ取りな部位! パサつきがなく、かといって脂たっぷりでもなく、歯応えプリッと、旨みもギュッと、いろんなメニューに使いやすく、実にスバラシイ。
ただ胸肉、もも肉と違い、つねに店頭に並んでいる部位ではないようで、置いていない日も間々ある。今回のレシピをかた肉以外の部位で作るなら、胸肉の場合薄く粉をまぶしてから焼いたり、もも肉ならこまめに余分な脂を拭き取ったりと、いろいろ工夫してお試しください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?