長袖から半袖になる季節、隠したいあなたの傷は何も悪くない。
過去の自分を責めないで抱きしめて欲しい。
その傷は何も悪くないんだよ。
衣替えの時期が近づいて来ました。本格的に半袖になる時期はもう少し先ですが、この時期になるとこれからの季節をどう乗り切ろうか悩んでいた学生時代のことを思い出します。
こんにちは。
そこの半袖の時期になると腕などの傷をどうするか悩んでいるあなたはいかがお過ごしでしょうか?
そしてその傷に気づいたあなたはその傷のことを責めたりしていませんか?
((そんなことをきくあなたはどうなの?))
そんなわたしは、学生時代はめちゃくちゃ自傷してました。高校を卒業してからはあまりしなくなりましたが。
残った白いケロイドはよく見なければたぶん分からないと思います。今でも半袖を着ていると、傷のことを考えてそわそわすることがありますが、気にしなくても良いレベルにはなったと思っています。
まだわたしもあなたに質問があります。
あなたはどうして自傷をしていますか?
(または、自傷をしていましたか?)
どうして自傷をしているとか理由なんて正直あってもなくてもいいんですけど。むりにやめろとも言わないし、きっかけとか自傷をしている事実とかそんなことあまり大事じゃない。
わたしの場合、学生時代、周りに自分の中にある怒りや暴力性を察知されないために腕や足を切っていました。
というと明確に理由があって自傷をしていたと受け取られてしまいますが、実際、理由は後ずけでなんであんなに自分の腕を毎日のように切り刻んでいたのか正直いまの自分はよくわかりません。
また、皮膚の甘皮を自分で針と糸を使って縫ったりしていたこともありますが、当時はそれを自分の心の手当と形容していた気がしますが、それもなんでしていたのか明確な理由はいま分からないです。
ただ、ひとつ言えるのはその頃は閉鎖的なところにいて毎日息苦しかったということ。腕を切ると、血を見るとどこか安心して、息苦しさも多少良くなったような気がしていました。
※あくまで自分の場合はなのでこの記事を読んでいるあなたや自傷しているひと全てがそうとは限らないです。人によります。
((いま腕を切れと、自傷をしろと言われたら、多分あの頃のようには出来ない。))
もし、そういう気持ちの波がきたとしたら、成人したので、少量のお酒を飲んで陽気な気分になって寝ちゃうと思うし。(無意識にそうしてる)
過去に自分で自分の腕を切り刻んでいた自分のことをわたしは何も悪いとはいま思っていませんし、それは、ちゃんと自分の防衛本能が働いてそうしていたと思っているのでなにも責めたりしません。むしろ、そうやって乗り越えてここまで生きてくれてありがとうと言いたいです。
自傷はいきた証という場合もあるようで、延命処置のようなものでもあります。
今回この記事を書いた理由としては、そういう質問や相談が昔の名残で多いからです。
自分がそこまで気にしていなくても、相手は心配をしたり、異常だと責める人がいたり、かと思えば命は大事なんだよと諭されたり(よくわかっててしてるんだよ)することもあります。
いち、当事者から目線で言うと、その話題になんとなく触れられるのはまだ大丈夫だけど、自傷行為についての頭ごなしに批判や、それはいけないことだよとその行動を全否定されることは心が痛くなります。本気で心配されることはむしろ申し訳ないとか自分が情けないなと思ってきてなるべくしないようにしようと思います。今はよく見ないと分からない程度の傷なのであまりないとは思いますが、出来たら傷を見かけてもなにか思ってもそっとしておいて欲しいです。
本気で心配してるなと感じる人にたいしてはごめんなさいと思いますが、わたしは自傷をしていた過去を悪いとか否定的には思っていません。
どうかあなたにもわたしにも不安があまりない日々が訪れますように。
当事者へ、その傷はなにも悪くないよ。