見出し画像

なぜ働いていると本が読めなくなるのか 他

三宅香帆


カルチャーセンター≒オンラインサロン
大学以外で学ぶことに対して、蔑みの視線が送られるらしい。
読書は常に階級の差異を確認し、そして優越を示す道具になりやすい。

上のメモだけがnoteの下書きに残っていた。
夏目漱石の三四郎の話が出てきて、とか
図書館が普及してきた話が出てきたのをぼんやりと覚えている。
読書の歴史にもこんな背景があったのか!と面白かったことは覚えている。

とにかく、今は読書=素敵✨みたいなことが減った。
時代背景としても
一部の誰かにしか手に入らないもの→誰にでも手に入るもの
となったことが大きい。
日本の識字率ってすごい、と改めて思った。

Youtubeで本の要約が動画にされて話題になっていた。
喧嘩を売るけれど、ここ数年のビジネスやメンタル本に関しては
仕方なくない?というか動画のほうが良いんじゃない?
と思うことが多い。
パラパラと見るだけで分かってしまう(分かりやすい、内容が浅い)
ような本が多いと感じる。
ちょっと寂しい。

「『好き』を言語化する技術」

この本も三宅さんの著書だ。
名前に聞き覚えがあるなと思ってはいたけれど、
両書で言及されている話題が出てくるまで気が付かなかった。

三宅さんの語り口は、親しみがあって引き込むのがうまいなと思う。
私もそうです、●●なことありませんか?など
共感性が高い。

中でも面白かったのは
「好き」は揺らぎやすい
共感の嵐です・・・!!
なんで好きだったのに、好きじゃなくなったんだろう
食べ物も、人も環境も
結構ある。
それが推しの行為によるものもあれば、誰かからの否定な時もあると。
特に強い言葉は他人の共感を呼び起こす、のだと

でも、本当に好きだったものは
やっぱり好き!!ってなったり、ある程度満足できれば俯瞰して好きだったなーって言える。

好きだ!!って思った瞬間の鮮度と熱意(なんか寿司みたい)をぎゅっと詰めた文章が書けたらいいなと思う。その時に。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?