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アスリートこそ、自分の強みを知れ

さて皆さま、ストレングス・ファインダーをご存知でしょうか。日本語に直訳すると、Strength(強みを) Finder(見つけるもの)。

ストレングス・ファインダーは、“自分の「強み」を理解して活かすこと”を目的として作られた、ビジネス界では有名な自己分析ツールです。現在、なんと世界で2400万人以上がストレングス・ファインダーのテストを受けられているそうです。

僕は、アスリートこそ、このストレングス・ファインダーを受けるべきだと思います。その理由は、自分の「強み」の裏返しにある「弱み」を知ることでリスク管理が出来、自滅を防ぐことが出来るからです。

僕は、先日初めてストレングス・ファインダーのテストとコーチングを受けたのですが、率直に言って、もっと早くに受けておけば良かったと思いました。

そこで、今回は「ストレングス・ファインダーを知らない」というアスリートの方々に向けて、テストの内容や活かし方などをご紹介したいと思います。

ご興味ある方はぜひ最後まで読んでいって下さい!

(ストレングス・ファインダーの受け方は最後に書いています)

ストレングス・ファインダーとは

ストレングス・ファインダーは、アメリカの世論調査と組織コンサルティングを行うギャラップ社が開発した自己分析ツールです。

ストレングス・ファインダーの考え方によると、人間の資質は全部で34個に分けられます。ネット上で177問のテストに答えることで、それが1位から34位まで順位付けされます。

順位付けされた資質のうち、上位10位の資質はその人の持っている「才能」になります。中でも特に上位5位の資質を普段から使っていると言われています。この上位資質(才能)は、その人にとっての「強み」であり「弱み」になります。下位資質はそもそも使えていないので「弱み」にすらなりません。

上位資質(才能)は練習することによって「強み」になり、資質を非生産的に使ってしまった場合に「弱み」になります。

「強み」 = 資質 × 練習

「弱み」 = 資質を上手く使えない時

34個の資質

では、34個の資質にはどういったものがあるのか簡単にご紹介したいと思います。

(以下は私の結果になります)

全ての資質を説明すると膨大なテキストになってしまうので、上位10位の簡単な説明を載せます。(ちなみにこの結果、びっくりするほど当たってました)

上記にある、1位(回復志向)から10位(適応性)までが、私の持っている資質(才能)ということになります。

この資質自体には良いも悪いもなく、これをどう使うか(強みにするか)が重要になります。そして、強みを最大限に活かすには、その人の持つ「資質の組み合わせ」が大事だと言われています。

アスリートこそ、ストレングス・ファインダーを受けるべき

さて、ここから本題に移ります。

なぜアスリートがストレングス・ファインダーを受けるべきなのか?

その理由は「自分の弱みを知ることでリスク管理が出来、自滅を防ぐことができるから」です。

「資質」を上手く使えている時は、本人が意識していなくても「強み」を出せています。しかし、上手く使えていない時は、意識せずに「弱み」が出てしまいます。そこで「資質の見える化」をすることで、自分の「弱み」が出やすい傾向を事前に知ることが出来ます。

では、アスリートにとっての「弱み」とはどういったものなのでしょうか。せっかくなので僕の例を挙げてみたいと思います。

*山田の例

「自分にとって何が足りないのか?」を追及したい(回復志向)、その本質を知りたい(分析思考)と考える。勝つ為にはとことん情報を集めるし(競争性)、むしろ情報を集めることそのものが好き(学習欲)。場合によっては、専門家にも聞きに行く(調和性)。そして、集めた情報を基に取り組むべきアイデアが次々と浮かぶ(着想)。しかし、色々な事に手を出し過ぎて「今の自分にとって本当に必要なこと」が分からなくなり、収拾がつかなくなる。

これ、何度か身に覚えがあります。。。笑

今回は私の自滅傾向をご紹介しましたが、資質の組み合わせによって、自滅傾向も様々だと思います。「自分にはこんな自滅傾向がある」ということを事前に知っておくことは、リスク管理の面で大いに役立つのではないか思います。

「諦めること」は力になる

また、ストレングス・ファインダーの考え方では、無理に下位資質を使おうとすることはその人にとって大きな負担になります。例えば、他人を真似て自分らしくない行動をした時などです。

為末大さんは『諦めたものが多いほうが、ひとつのことに集中投下できる。それゆえに成功しやすい』と語っています。この考え方は、ストレングス・ファインダーにも当てはまるのではないかと僕は思いました。

トップ選手のランニングフォームが人それぞれであるのと同じように、アスリートの資質も最適な組み合わせというものは存在しないのだと思います。要は自分の資質(才能)をいかに上手に使いこなすかがアスリートにとっても重要なのではないでしょうか。

さいごに

僕はどんなアスリートもパフォーマンスを向上させるためにはメタ認知能力を高めて、自分自身を知ることが必要不可欠だと思っています。

今回は、そんな自己理解のツールの一つとしてストレングス・ファインダーを紹介させて頂きました。

一方で、ストレングス・ファインダーはビジネスの現場では主に他者理解のツールとして使われています。

職場(同僚や上司)で資質を共有することで、相互理解を深め、お互いの苦手な資質を補い合い、より生産的なチームを目指します。このような他者理解を目的とした使い方は、あるいはスポーツの現場にも応用が利くかもしれませんね。

今回はあくまで僕の浅い知識でご紹介させて頂いたので、気になる方はご自身で知識を深めて頂ければ幸いです。

ストレングス・ファインダーの受け方

では最後にストレングス・ファインダーの診断方法を3つご紹介します。

1.アクセスコードが付属されている本を購入する。(*アクセスコードの使用は一回きりなので新品購入をおすすめします)

→上位5位の資質を出す(書籍代1,980円)

2.米国ギャラップ社の公式サイトでアクセスコードを購入する。

→上位5位の資質を出す(2,340円)
→全34資質を出す(5,850円)

3.ストレングスファインダーのアプリでアクセスコードを購入する

→同上

(2020年12月21日現在の価格です)

【参考】

僕がコーチングを受けた、ちゃこんぬさんの個別診断はこちら(オンライン60分 5,000円)

(診断結果をめちゃくちゃ分かりやすく解説してくれました!)

もし興味がある方は是非テストやコーチングを受けてみて下さい!

以上、皆さんの参考になれば幸いです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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