鮭フレークのパッパルデッレ、カルボナーラ風
グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。
今日1月6日はDreikönigstagで東方三賢人(マギー)の日。東方の三賢人がイエスの生誕を祝うためベツレヘムにやってきたとされる日です。ラヴェンナのサンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂堂内モザイク画の描かれた東方三博士たちです。左からバルタザール Balthasar (乳香。神性の象徴、壮年の姿の賢者)、メルキオール Melchior (黄金。王権の象徴、青年の姿の賢者)、カスパール Casper (没薬。将来の受難である死の象徴、老人の姿の賢者)です。
ラヴェンナは初期教会建築が残っており、ドイツに残る中世からの教会建築とかなり趣が違いとても興味深く。また内部のモザイク画も聖書の様々な場面が描かれており壮麗で色鮮やかで圧倒されました。フィレンツェの政争から逃げたダンテの霊廟もひっそりとこの地にあります。
さて、そんなマギーが来た日に、ドイツではクリスマスツリーを片付けます。
今朝みると案の定、外に出されていた無残なクリスマスツリー。ここだけ見るとおいたわしや。🌲地域によって回収の日があります。本当はちゃんと枝を切って小さくしなくちゃいけないはず…😅
さて、わたしとよしおさん、いやよしお先生と生徒はここ数年朝食をもぐもぐしながら日めくりカレンダーで勉強しております。今日フランスでは
jour des Rois =Épiphanie (公現祭)キリストが公に姿を現した日でその日にちなんだエピソードでした。jour des Rois はday of the Kings ですがこの王はフランス王ではなく三賢人です。
この日にフランスではla galette des rois を食べる伝統があり、ガレットを食べるシーンの会話でした。一切れだけ小さな人形が入った「当たり」になっています。
アーモンドクリームが入ったパイ生地のケーキだそうですが、まだ私は食べたことがありません。興味津々。
さて今日のディナーはパスタにしました。
よしおさんが好きなパッパルデッレと鮭が良いというので、今日は簡単に鮭缶を利用。ロシアの味🪆スパシーバ!鮭缶には料理酒をふりかけて下準備。
おネギもプラスして身体に(多分)よさげなパスタ完成です。
よしおさん本日の白ワインは仏アルザス カッツェンタール、フォーゲルガルテン 2017(ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネール)でした。
ちなみにカッツェン・タールは猫🐈谷、フォーゲル・ガルテンは鳥🦆庭です。アルザスはドイツ語(アルザス語)由来とフランス語由来の地名が混在しているところでこちらは前者。だからドイツ人にとってアルザスはアウェイ感が少ないです。
たとえば訪ねた醸造所で年代が上の人だとドイツ語が流暢な方が多いです。ニコニコドイツ語で話かけてくださりながら、昔(第二次世界大戦後) フランス軍でドイツに駐留していたことあるとさらっとおっしゃるのを聞いたりすると、なかなかの歴史の複雑さを感じます。また孫がアルザス語話せないから出来るだけ孫にアルザス語で話しかけるんだという話も聞いたり。言葉はアイデンティティなんだって思います。彼らはアルザス人なんだなと。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊
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