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フランクフルト散歩〜パルメンガルテン(植物園)にお出かけ!

グーテンターク!皆さまこんにちは。フランクフルトのYokoです。

今日はお休みをいただいたのでフランクフルトの植物園、パルメンガルテンにお出かけしました。

COVID-19 で一時閉園していましたが温室など屋内施設を閉鎖した上で再開しています。グループの入場は制限、屋内のみマスク。正面ゲートは出口を閉じ入場専用にして動線が交わらないようにするなど配慮されていました。


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22haの敷地内は家族連れ、車椅子のシニアの方、幼稚園児、カップル、お友達マダム、観光客などなど、訪問客はバラエティに富んでいましたので平日でも閑散としているわけではなく植物のお世話でたくさんスタッフさんも動いていて活気がありました。

パルメンガルテンは「ヤシの木庭園」が直訳。

なぜパルメンなのかをはっきり説明した文書は見当たりませんが、これはフランクフルト市民のために初期パルメンガルテンの植物コレクションが熱帯植物200点であり熱帯のシンボルとしてパルメンと名付けられたのではないかと私は考えています。

敷地内にあるパルメンハウス↓

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薔薇はハイシーズンを過ぎていましたがそれでもたくさん咲いていました。

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ちょうど水やりタイムで花も木も気持ち良さそう。

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ダリアはまさに今が見頃でした。

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ヨーロッパの貴族が熱狂した高貴な花の後ろに獅子が睨みをきかせていたのですがどうも私には困り顔にみえてユーモラス。

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パルメンガルテンに植えられた熱帯植物200点は誰のコレクションだったかといえばHerzog von Nassauナッサウ公が所有者。フランクフルト近郊の都市ヴィースバーデンに居城があり庭園に集めた熱帯植物園コレクション200点をある事情でほぼ強制的に売却せざるを得なくなります。その売却と管理をHeinrich Siesmayer ハインリヒ・ジースマイヤーに任されたところからパルメンガルテンの歴史が始まるのです。

その事情は戦争。

1866年普墺戦争が勃発。プロイセンはオーストリア率いるドイツ連邦と戦い大勝。ドイツ連邦側の他の国とともにナッサウ公国、フランクフルト市は併合されてしまいプロイセン領となったことと関係しています。ナッサウ公は廃位(のちルクセンブルク大公として復活しますが)

ここからは金融都市、かつ自治が強いフランクフルトらしい展開で市民運動として市民のための植物園(公園)を作るために委員会と有限会社が設立。銀行家やフランクフルターアレゲマイネ紙社主などの賛同も得て資金調達を完遂。無事コレクションを買い取り、敷地も確保して開園にこぎつけました。そんな歴史あるパルメンガルテンです。

途中アイス休憩を挟みつつ…。

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ガチョウさんも暑いので水分補給していました。水の溜まった窪みから水を飲んでいます。この他白鳥の親子やカメなんかもいて賑やかです。

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端っこで目立たないのですが、ひっそりゲーテコーナーがあります。

石庭をイメージしたのか石が敷きつめられて鉄製のイチョウの葉がオブジェとして重ねられています。

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Ginkgo Biloba という文字が読めます。Ginkgo(ギンコ) は銀杏でゲーテの恋愛詩、「銀杏の葉」の最初の一節

東洋からはるばると、 わたしの庭に移された このいちょうの葉は…

が引用してあります。

その背後にはいきなり日本語。突然すぎる😅

さてはこれがむく犬の正体だった- ゲーテ

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ゲーテ代表作、ファウストの一シーンです。

ファウストが弟子ヴァーグナーと散歩に出かけた折にむく犬を連れ帰るが,実はこのむく犬は悪魔メフィストの化身であり、ファウストの書斎で正体を現したメフィストはある契約を申し出るというシーンです。

しかし付近にはなんの解説もなく理解するのにハードルの高いオブジェです。(笑)日本人も素通りしていると思います…。

途中ボートに乗る代わりに

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園内にある別の龍のオブジェをみつけて童心に帰りました。年甲斐もなく😁

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とにかく真っ青な空の下で綺麗な花や緑に囲まれて十分リフレッシュできました。

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あえて剪定しすぎず生態系を守っているところも(未整備ではなくあえてこうしているとわざわざ意図を説明した立て札がしてありました)

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最後に売店で食虫植物とミニサボテンを買って帰りました。パルメンはやっぱり癒されます〜。

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よしお殿は帰りにパナマ帽を買って暑さ対策万全。

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それでは

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

Bis dann! Tschüss! ビスダン、チュース!(ではまた〜)😊

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