友達ぶってた自分がいやだ
ある知り合いの投稿を目にするたびに、
「汚い写真」
「気持ち悪い言葉遣い」
「よく顔出しできるなあ」
と苦々しい気持ちになった。
でもその人に直接言うほどではないし、裏アカウントを取って嫌みを言いに行くなんてもってのほか。自分の手を汚して相手を汚して、一緒に汚濁にまみれるなんて絶対にいやだ。
SNSで見知らぬ他人にいちゃもんをつけ、心ない言葉を突き立てていく人には何かしら、抱える闇があるのだと思う。
気に入らない気に入らない
それは他人ではなく自分自身に向けている刃なのだけれど。
見て愉快じゃないな、と思ったら、離れる。
一応知り合いだから、表面上のやりとりはしていたし、話しかけられたら答えていた。もっといやらしいのは、そのひとが私に関することや、私の得意分野にも触れることが多くて、監視しなければと思ってた。
監視したところで、私はやっぱり何も言わないし、言えない。
私のこと書かないでよ。
私のテリトリーに入ってこないで。
そんな子供じみたことを、共通の知人が見ている場所で言えるわけがない。
チェックしなくちゃ!
と強迫観念みたいなものにかられているみたい。
だから、ブロックまではしないけど、ミュートした。
見ない。
だってその人は単なる知り合いで、私の大切な人じゃない。
何をどうしていようと、知らなくても全然かまわないじゃないの。
あれこれ感じても口に出したり文字に書いて伝える意欲もないのだから、いっそ見ないでおけばいい。
そうだそうだ。そうしよう。
楽になった。