「空気を読む」力を「批判的思考」力に変える方法
あなたは、無意識にでも「空気を読む」ことに費やしていませんか。
そんなあなたのメンタルを批判的思考に変える方法をお話しします。
それは、自分を知る事です。
自分の「欲」に集中する事です。
「欲」というのは欲張るとか強欲とかそういうネガティブな意味ではありません。人間に基本的の備わっている「〜したい」という欲望のことです。「どのような教育がよい教育か」(苫野一徳 著)にも「良い」と感じるためには先に「〜してほしい」という欲求があり、その欲求が満たされた時に人はそれを「良い」として認識すると書かれていました。
例えば、空気を読んでいるときは、空気を読んでいる「私」を意識的に認識しましょう。
空気を読んでいる自分=あなた自身(の意見)ではありません。
認識できたら、(本当の)あなたは自身はどう思っているのかを考えて見て下さい。
そして、あなたはどうしたいのか、どう思うのか、それは「空気」のもたらす意見とどう違うのかを客観的に見ましょう。
自分の意見が空気と違っていていいのです。
自分の意見が空気に勝てなくてもいいのです。
自分の意見がある事を自分で大事にしてみて下さい。
まずは、そこから始まります。
一人一人、意見や価値観は違います。似ている価値観にたどり着いていたとしてもそれを形作る経験は人それぞれです。
違うと思っていても周りと協力しながら何かを成し遂げることもあるでしょう。
意見が違っていてもどうにもならないことだってあります。
それでいいのです。
まずは、自分の価値観に気づくこと、そしてそれを尊重することです。
あなたが「空気を読む」能力を「批判的思考」に変えたいとお考えなら、まずはその自分の価値観に気づいて下さい。
あなたが教師であれば、あなたの教師としての価値観(教師観)に気づいて下さい。
すでに教師を志している人でもあるでしょうし、長年教師をしている人でも意外に気づいていなかったり、今まで考えたことがなかったりしたかもしれません。
あなたはどんな「日本の先生」だと思いますか。
そのことについて話したり、考えたりしたことはありますか。