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欠点をとった翌日、家族会議の結果

学期末試験が終われば成績を出すのが毎学期の教師の大事な仕事。中にはどうしても欠点をつけなければならない時もあります。

そして担任の大事な仕事の一つが、成績会議が終わった後に、欠点がついた生徒への家庭連絡です。

担任をしていた時、ある生徒に欠点の連絡をしました。

翌日、その生徒が落ち込んでいないか心配しながら「欠点のこと家族で話した?」と声をかけたら神妙な顔で言いました。

「うん。家族会議になった。めっちゃ話したった。で、結論」

「お前はアホや!」

ってことになった!」と大きな笑顔で言って

がはは!

と笑ったのです。つられて私も大爆笑。周りにいたクラスメイトも「お前な〜」と言って笑っています。

「お前はアホや!」に前向きなエネルギーと家族の愛情しか感じられませんでした。

「欠点をとったこと」が問題なのではなく、それをどう捉えるか、それにどう向かうか。欠点をとることは大した問題ではないんですよね。

欠点を笑い飛ばす力。ブラボー!



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Kae Takaoka
Teachers of Japanではティーチャーアイデンティティ (教師観)の発見を通じて日本の先生方がもっと自分らしく教育活動に専念し本来は多様である「教師」の姿を日本国内外へ発進しています。日本の先生の声をもっと世界へ!サポートいただけたら嬉しいです。