年齢と集中力の相関関係
子どもが本当に集中できる時間はどのぐらいか知っていますか?
アメリカにいた時によく聞いたのが、子どもが集中できる時間の数え方。
脳科学の世界では、1才につき2〜3分と言われています。つまり、人が集中で着る時間は年齢の2倍程度。
【年齢別 集中できる時間】
2才:4〜6分
4才:8〜12分
6才:12〜18分
8才:16〜24分
10才:20〜30分
12才:24〜36分
14才:28〜42分
16才:32〜48分
ご自身の年齢を単純にに倍して見たら、その感覚がわかるのではないでしょうか。
日本のように「静かに座って先生の話をきく」ことが当たり前でないアメリカだからこそ、科学的な視点で子どもの集中力を測ろうという発想になるのですね。
逆に、日本は何分でも静かにしろというならば静かしておくことが当たり前と思われていますが、それは単に静かにしておく訓練ができているだけの話。集中して聞いているわけではないのです。
長い話を延々と聞かされることに疑問を持たないのは生徒だけでなく、聞いて当たり前と思っている教師の方の問題でもあるのではないでしょうか。
私の勤務校ではコロナ休校開けの分散登校時の授業時間が、通常の50分から40分に変更され、生徒も教師も授業時間のストレスが一気に減った感じがありました。15〜18才の生徒の集中力は30分〜36分程度。集中している時にパッとやってさっさと終わる。50分授業でも実質、40分を目標に授業計画を立ててもいいのかもしれませんね。
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