
恋愛マンガがあまり好きじゃない理由。
先日、女性のお化粧について、相互フォローをしている方に、私の身勝手かつ、かなり力入ったコメント(ようはめんどくさい絡み系)を、してしまった。
相手方はとても親切な方で、始終丁寧に返信をしてくださった。
そんな
やりとりを通じて、大人のSNSマナーとはなんぞやという講義を、とても分かりやすくやんわりとしていただいたのですが、それを学習したにも関わらず、最後は完全に誤った回答をしたので、全力で謝りたい。
そんな、私のフォロワーさんなのですが、とっても素敵な大人の女性なんですよね。
まめにnoteを更新される方なのですが、そこからは常に丁寧な生活の匂いが溢れています。
こちとら、ガチSNSなら圧倒的Twitter派。(やってないけど)
こぎれいな部屋を晒すくらいなら、目眩がするほど汚い部屋を晒したい(でもやらない)
そういったノリの人が、コメントに紛れ込んだ上にしつこく張り付いたのだから、本当に申し訳なかったと反省しております。
さて本題。
世の中には少女漫画というジャンルがあります。
ソレらの雑誌のほとんどには惚れた腫れたの恋愛要素が絡むかと思います。
その恋愛にフォーカスを置いた少女漫画たち。
私ら世代では(ちょっと古いのもあるけど)これらが金字塔でしょうか。
私は正真正銘90年代りぼんっ子でして、ちゃおとなかよしには目もくれず、ひたすらりぼんを読み漁っておりました。
でも実のところ、私の好きなジャンルはファンタジー系でして、どちらかといえばなかよし派だよね(セーラームーン大好きだし)という感じです。
ですので金字塔と言いつつも、実のところ矢沢あい先生の天ない(略称これでいいのか?)以外はストーリーがおぼろげ。
特に椎名あゆみ先生のベイビィ★LOVEなんて、せあらちゃんがこんなに性悪でやべー奴だなんて、約20年ぶりに読むまで知りませんでした。いやね、せあらちゃんはスゴイ子なのよ。
でも、漫画とはいえ引いたわ。
結局りぼんは小6あたりで卒業し、その後は漫画といえば時々ジャンプを他人の家で読むなどして、どっぷり少年誌へ移行。
で、この辺りで気が付いたのですが、私
恋愛にそこまで興味がない
のですよ。
だからですね、中学生で読んだ天ないは本当に素晴らしい漫画ですが、正直翠ちゃん(主人公です)には
オマエはバカなのか?
と言いたい。
惚れた腫れたの繰り返しがひたすらなされ、それだけに生きる主軸を置き、翻弄される主人公。
本当に何度も読み返した漫画なのですが、私が翠ちゃんの年齢に近づけば近づくほど、
オマエはバカなのか?
という思考が頭をもたげてきたのです。
正直、高校生となれば将来の事をガチンコで考えなくちゃならないんで、甘っちょろい恋愛している暇なんてなかった。
そんな理由から、いくらフィクションとはいえ、翠ちゃんに全く共感出来なくなってしまったのです。
勉強もしつつ(勉強しなかったから落ちたけど)血反吐吐く勢いでデッサン描かねばお先真っ暗だった私にとって、アキラやケンちゃんにうつつを抜かしまくる翠ちゃんは、ものすごくお天気な人と、私の目にはうつってしまいました。
今までの人生を振り返っても、恋愛に全力を出し切っていたのは小学生の頃のみ。
というかあの頃は本能的に、自分でも知らぬ間に、心と身体が燃え上がりました。
そして宇多田ヒカルのautomaticもAddicted To You も理解。
でも、次第に
「お化粧や着飾る事以外にもやる事があるでしょうよ」
という、お堅い系女教師の言葉を真に受けて、次第に
着飾るだけ人間=バカ
恋愛だけ人間=バカ
という感じに刷り込まれていくのです。
だからですね、同世代の女の子たちがママレードボーイを懐いと言って貸し借りするのが、全く理解出来ませんでした。
もっとファンタジーの方がドキドキワクワクしますし、修行もするし努力するしメッセージ性もあるし、有益じゃん?楽しいじゃん??思ってしまうのですよ。
そんなわけで、恋愛ジャンルはめっぽう苦手。けれども例外はちゃんとあり、私が大好きで今もずっと好きであり続けている少女漫画はこちらです。
こちらは実果子ちゃんのサクセスストーリーでして、恋愛もするのですが、出てくる登場人物全てが、何かしらの目標を持っていて、それに全力で向かっておりました。
葛藤し、苦悩もする登場人物たち。
無論友情もありと、とにかく他のりぼん恋愛漫画よりも圧倒的に内容が濃かった。
そしてりぼんではあまり描かれる事のなかった挫折も別れも生々しく描かれていて、圧倒的なリアルがそこには存在していたのです。
私はそこにどっぷりのめり込みました。
そしてもう30歳になる頃、ご近所物語の青春は、どこまでも現実的なそれだったからこそ強烈に魅力的だった、と改めて感じました。
だからですね〜ベイビィ★LOVEなんて特にそうなんですが、よく恋愛だけ、人間関係の駆け引きのみを考えて生きてられるなと、どうしようもなく呆れてしまうんですよ。
そしてそれにハマれる女の子達にも同様です。
恋愛だけ頑張ってもさ、何にもなんないし、高卒で働きもせず嫁行って子どもでも産みたいわけ?と冷めた目で見てしまうのですよ。
(ベイビィ★LOVEのせあらちゃんに関しては、16歳で好きな男の子の結婚すると、冒頭からきっちり説明しますので清すぎて例外。むしろ良い。この脳内は12歳のリアル)
それよりも、お花屋さんがバレリーナ、スッチーやすち子さんになりたくないの!?
叶えたい夢とかないの!?と、恋に夢見る少女たちの両方掴んでブンブンしたくなるのです。
でもそうか。
そういう漫画を読んでanan読んで港区女子になるんだから、それはそれでワンチャンあり、玉の輿と子孫繁栄にむかって努力するよう仕向けられているからいいのか、そうなのか…。
結局のところ、ころっと自分を裏切ってくれそうな他人に、そこまで投資できないなー、というのが私の恋愛感です。
好きな人に振り向いてもらうために自分磨きをしたり、彼好みの服を着たりする訳なんでしょうけど、その努力をしたからといって彼が自分になびくとは限らないわけで、そんな不安定なものに投資するの、リスクしかないわ。と思ってしまうわけです。
彼のことが好きになっちゃって、気がついたら彼の好きなバンド好きになってた、とか言うのはもう本能的でしてどうしようもない衝動ですので、それは別なんですが。
ああー、難しいですね。
少女漫画って、って違うか。
恋愛が難しいのか。まあいいやどっちでも。
ちなみに冒頭にかいた女性の化粧について今回全く書きませんでした。
が!
次くらいに必ず書きたいと思います。
と書きながら、これ絶対書かないフラグ、というのは自分でも分かっています。ハイ。
あっ、待って!これだけは書きたかった笑
椎名あゆみ先生の漫画はこちらのみ全巻持っています。
こちらはですね〜、常にコメディタッチでドタバタしていて面白いんですよ。
楓ちゃんは元気な女の子ですし、てっぺい君はカッコいいですし。
久しぶりに読み返してみたけれど、やっぱり面白い。あとは単純に破天荒な主人公は魅力的だわ。
ご近所物語の実果子ちゃんにしろ、無敵のビーナスの楓ちゃんにしろ、夢に向かい努力する彼女や、ありのままに素直に生きる彼女に、男性の方が惹かれていきます。
自己実現に向かう彼女達をみて相手が自然に好いていく、というのが恋愛の理想系だと私はも思うのです。
だから、彼のために勉強するとか努力するっていうのは、それはただの媚びにしか見えません。だからこそ、その道のプロであるホステスは、みな分かりやすく美しいわけで。
そんなわけで私は、自分の為じゃない努力をする人が理解できません。
でもそういう行為を全力でしてしまい、一瞬にして姿形が変わってしまった女の子のことを、次は書きたいなと思っています。