結婚式に着物で参列する・準備編
友人の結婚式に着物で参列したので、その記録。
そりゃあ、パーティードレスの方が断然楽ではあるけど、
過去に自分が結婚式をした時に和装で来てくれた親族、友人がいて嬉しかったのと、この秋和装に興味を持ち、道具一式を大体そろえ実家に眠っていた訪問着が手元にあったことから和装で参列することにした。だって、訪問着って着る機会めったにないじゃない。
招待されたので事前確認 /悩むなら直接聞こう
結婚式に招待された。教会で式を行い、会費制とのこと。
出席の返事とともに、和装で行ってもいいか、浮かないかお伺い。
教会が歴史のある建物できっと似合うと思う!
とOKを頂いたので準備を始める。
ついでに、会費制で安すぎたので、御祝儀は受け取ってもらえるのか確認したら会費だけでお願いしますと言われた。
こういう結婚式のマナー?とか小町とか知恵袋で聞く人いるけど、そして私も見ちゃうけど、直接聞いた方が絶対に正確だし、手っ取り早いよ。
小物をそろえる/古着屋さん安い
着物と帯、長襦袢、帯紐はあった。
帯枕、帯紐、和装下着、伊達締めも持っていた。
帯揚げが今一つ分からないけどそれっぽいのが数本ある。
致命的に足りないのがバッグと草履。あと帯板。
リユース着物屋さんへ行って調達した。
礼装用のバッグと草履ください、と言ったら、2つ出てきた。
好みの方を選ぶ。礼装用はめったに使わないから在庫は少ないとのこと。〆て2,000円也。帯板も500円くらいで購入。
小物類は特に実店舗の古着やさんが安い。デパートは高い。メルカリも見極めるのが大変。
着付けどうする/外注で
着付けは練習していたものの、衿が下で合わさってしまうし、一重太鼓でつまずいていたので外注一択。
本当は式場でやるのが一番楽なんだけど、今回は、式場じゃなくてホントの教会でそういうサービスもなさそうなので、着付けをしてもらえるところをまず探す。
式場最寄り駅+着付けで検索。
ホットペッパー系のサイトで美容室を探すものの、着付けは要連絡、と書いてあったりしてなんだか不安。
じゃあ、暮らしのマーケット的な何かで着付師さんに自宅に来てもらって着てから行こうかと思ったものの、自宅から会場まで着崩れずに行けるか不安。
そんな中で、会場から徒歩15分くらいの場所で着付け教室もやっている方のサイトを発見。着付けの先生なら安心だろう、と受付開始30分前に仕上がるように電話予約。6,600円也。所要時間60分とのこと。
顔と髪もどうする/くるりんぱ恐怖症発症
私は普段メイクをしない。なので、メイクできるようにメイクレッスンに行った。
しかし、パーティメイク?はできない。途中で崩れてきたら嫌だ。
また、髪も普段一つにくくるくらいしかやってない。
髪については、練習すれば何とかなるか、と思い、1日2時間4日ほどyoutubeを見ながらチャレンジしたものの、髪の長さが半端なのか、不器用なのかうまくいかない。もう、頻出テクニックくるりんぱ恐怖症。そして、しまいにはヘアピンでごっそり髪の毛を引き抜いてしまい、恐れをなしてセルフヘアアレンジはあきらめた。
美容室を探そう、となったもののヘアセットをやってくれるところはそこそこあるものの、メイクまでやってくれるところはインターネット上に明記しているところは少ない。
有名どころだとアトリエハルカだけど、会場と着付けしてくれるところの動線的に良くない。
本当は着付けしてくれるところの近くが良かったのだけど、どうやらそういう美容室はなさそう。と、思ったけど今探したらあったわね…別の式場最寄駅を入力したら
何とか、自宅最寄りではないが徒歩圏内の駅に近いところでやってくれるところがあったので、着付けしてくれるところへの移動時間を加味して着付け開始時間1時間30分前に出来上がるように予約。所要時間90分とのこと。8,000円也。
結構苦戦した半襟付け/まっすぐに縫うって無理
訪問着ぴったりサイズの長襦袢だったんだけど、半襟は結構シミが出ていた。刺繍襟を買っていたので付けようと思ったものの、直前まで放置。
付け方を色々調べたもののよくわからなった。
悪戦苦闘して半日かかった。私はまっすぐに縫うのが苦手。一応、衿に着いたからOKとする。結局当日着付師さんが少し手直ししてくれた。
着物に皺が/着てみたら気にならなかったけど
訪問着を取り出してみたら、がっつり畳み皺が付いている~
結婚式4日前くらいから着物ハンガーにかけておいたものの、そこまで取れなかった。
絶望してたけど、当日着てみたら、そんなに気にならなかった。
どうやって持って行く/スーツケースにした
道中で着付けをするので着物類一式を持って行かねばならない。事前郵送と言う手もあったかもしれないけど、思いつくのが遅かった。
手提げかスーツケースか。
日帰りなのに、参列するのにスーツケースは邪魔じゃないか?と迷ったものの、雨予報だったのでスーツケースにした。遠慮されず床に置いておけるから。それに着物と帯が重たく、機内持ち込み可のサイズのスーツケースがパンパンだった。手提げだと着付けしてくれる場所に着くまでに疲弊していただろう。
すごいよね、和装はスーツケースいっぱいの布類が体中に巻き付いているんだよ。
着付けまで着ていく服は、前開きのワンピースとブーツにした。雨だったから。
準備編まとめ。出発時間、所要金額どうなった
ということで、受付開始約5時間前に自宅を出発するスケジュールが出来上がった。
内訳は
移動時間余裕を見て合計 2時間(自宅→美容室→着付け→式場)
ヘアセットメイク 1.5時間
着付け 1時間
式場から自宅までまっすぐ行っても約1時間の距離があるのも理由だけど、ヘアセットメイク着付けが自分でできないと出発時間が大変なことになる。
午後の式だったからよかったものの、午前の式だったら多分着物はあきらめていた。
結婚式を企ててる方、色んな事情があるかもしれないけど、午後スタートにしてくれると、自宅から出席女性友人参列者はありがたいかもしれない。
一方で、地方開催で多くのゲストが泊りがけで開催、式場でヘアメイクもできるし、会場への交通も手配済みだったら、午前開催でも良いかもしれない。
費用は1万5千円くらいですかね。着付けが無ければ半額で済む。今回はご祝儀不要、会費も酷く安かったので、問題なかった。むしろ、めったに着る機会のない訪問着をめかしこんで着ることができてよかった。
ピントの合った全身写真は撮らなかったのが後悔だけど。
次回、当日編