【読書】気づかいの反対は手抜き!?『本物の気づかい』を読んで
こんにちは。ベンチャー企業で広報のプロジェクトリーダーをしています、なかやま かえでです。
今回、井上裕之さんの『本物の気づかい』を読みました。作者の井上さん自身の経験も踏まえながら、なぜ気づかいが大事なのかが具体的に書かれていてとても勉強になりました。その中でも印象に残っているのは「気づかいの反対は手抜き」だということです。
今回は気づかいと手抜き、この2つの対極的な行動がどのように仕事や人間関係に影響を与えるかを書いていきたいと思います。
1. 気づかいは信頼に繋がる
気づかいは信頼関係を築くために不可欠な要素です。職場でもプライベートでも、小さな気配りやさりげない心の遣いが、相手に安心感を与えます。例えば、仕事の中で同僚やチームメンバーが必要である時には手を差し伸べたり、クライアントの反対要望に期待以上の対応をすることは、その人に「自分を大切にしてくれている」と感じさせます。
気の遣いは単純表面的なものではなく、長期的な信頼関係にもつながります。相手の立場に立って考え、行動することでより深い絆や理解が生まれます。そして、その信頼関係が長く続くことによって、さらに良い関係が築けるのです。
2.手抜きは信頼を失う
手抜きとは、目の前の仕事や関係に対して最低限の労力を費で取り組んだり、相手の期待に応えようとする努力が不足しているときの状態です。仕事に関して約束した期限を守らなかったり、クオリティが低い成果物を出したりすることが考えられます。こういった行動は積もりに積もっていくと、相手からの信用を失っていくことにも繋がります。
手抜きをして一時的に楽をしていても、長期的にはその代償が大きく返ってくることがほとんどです。
3. 気づかいと手抜きの境は?
気づかいと手抜きの違いは、「どれだけ相手を意識して行動しているか」という点にあります。気づかいが過剰になり過ぎると逆に負担になることもありますが、適度な気づかいは相手との関係をスムーズにし、自分の評価を高めます。逆に手を抜き続けていくと、ふと気づいたときには結果として人間関係が疎遠になる危険性があります。
適切な気づかいと手抜きのバランスをとっていくことが重要です。気づかいができる人は、相手を思いやる心を持ちながら、自分の限界も上手く理解しています。その結果、自然な形で相手に配慮でき、持続可能な良好な関係を築くことができるのです。
最後に
「気づかいの反対は手抜き」という言葉には、行動における根本的な姿勢の違いが表れていると思います。日々の仕事や人間関係の中で、少しでも相手の立場に立って行動することが、良い結果や関係性を築くための近道になると信じています。
いかがだったでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。