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【体操コーチおすすめ】ご家庭でやってほしい身体遊び(幼児2~5才編)

みなさん、こんにちは。
元体操コーチ/体育教師のなかやま かえでです。

先日1才の子どもがいる友人夫婦のお宅へと遊びに行きました。
その際少しの間、チビちゃんと2人で遊ぶ時間がありました。

基本はチビちゃんがやりたいことを一緒にエンドレスにやっていたのですが、気が付いたら体操コーチ時代によくやっていた身体遊びに発展していました。

友人たちからにもその遊びについて聞かれたので、今回はご家庭で出来る幼児におすすめの身体遊びについて紹介していきたいと思います。

小さいお子さんがいる、特にお父さまにおすすめできる内容なので、ぜひとも参考にしていただければ幸いです。
(もちろんお母さまでもできるものをご紹介します。)



①逆さまになる

まずおすすめしたいのが「逆さまになる」運動です。

・だっこ時に、頭を支えながら子どもを背面側に倒す

・両足を持って逆さまに持ち上げる

・床が柔らかいところで前回りさせてあげる

(もちろんどれも、子どもの成長具合を見ながらやってあげてください…!)

この逆さまになることがなぜ良いのかというと、視界が反転する感覚を身につけることができるからです。また、バランス感覚を養うことにも繋がります。

小学校で体育教師をしていたとき、この「逆さまになる」という運動経験の差が、子どもたちの技能習得のスピードの差として大きく影響が出ていました。

小学生になるともう自我があるため、この経験が少ないと逆さまになることが「怖い」となってしまうのです。
ですから、幼少期に何度も視界が反転するような遊びを笑いながらさせてあげることをおすすめします。

②つかまる/ぶら下がる

次におすすめしたいのは「つかまる」運動や「ぶら下がる」運動です。

・大人の腕につかまって、ぶら下がる

・大人の脚につかまって、振りほどかれないように耐える

・子どもの両手を持って、持ち上げる

この運動がなぜ良いのかというと、握ったり引き寄せたりする力が付き、その加減も分かるようになるからです。

将来何かスポーツを習得していく際、指導者に捕まりながら練習していくことは多くあります。いわゆる補助というものですね。
この補助は、指導者がしっかりと子どもを掴んでいるのは大前提ですが、子ども自身にも捕まってもらう必要もあります。そのため、この運動経験を小さい頃から慣れさせてあげてると、新しい技能習得の際にも前向きに取り組みやすくなります。

たくさん、子どもに引っ付かれる遊びをさせてあげてください。

③たかいたかい/肩車

最後におすすめしたいのは「たかいたかい」や「肩車」です。

これはズバリ、高所に慣れておくのに効果的です!

・たかいたかいで体がふわっと浮く
・肩車で長時間高いところにいれる
・バランスを取れる
などといった感覚が身に付きます。

①逆さまになるのところでもお伝えしましたが、子どもにとって「怖い」という感覚は技能習得にとってかなり厄介です…!
体操競技のような難易度が高いものは別として、簡単で誰でもできるようなものでもできないということは全然あります。

ぜひ、物心が付く前からたくさん高いところにも慣れさせてあげてください。


さいごに

いかがだったでしょうか。
今回紹介した動きは、どれも日常でできる小さな小さな遊びたちです。
ですが、この運動経験の先に子どもたちの運動神経向上の未来があるので、ぜひともご家庭で取り入れてみてください。

更には、この幼少期にお父さんにたくさん遊んできてもらった子どもは、精神的にも安定している印象があります。
仕事で疲れていることもあると思いますが、お父さま方はどうか子どもと色々な遊びをしてあげてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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