いよいよ還暦を迎えることになる2023年
今年の誕生日にいよいよ大台に乗ります。親が還暦を迎えた時、姉と二人でお祝いの品を贈ったりしましたが、今、自分がそのような年齢にさしかかっていてちょっと怖いです。😱
この区切りの年の始まりに際し、改めて心がけていきたいことをプロフィールとしてまとめてみました。
無理をせず
10年前に娘の相手をするためにテニスを始めました。その時、準備として一週間の夏の夜間レッスンを取ったんですが、本格的にスポーツをするのは実に30年ぶりぐらいでした。その夜はそのままほぼ推定死亡時刻でした。
元々スポーツそのものは大好きで、運動も苦手ではありませんでした。高校、大学とラグビーをし、スキーにもハマるなど、平均以上に体を動かしてきた方ですが、それでも30年のブランクは尋常じゃなかったですね。
それ以前から「もう若くないんだから、若い者には敵わない」というぐらいの心構えでいようとは自分に言い聞かせてきていたところではありますが、コース参加だと自分だけ走ることをやめたり、サボったりできません。それが四日間続いたんですから・・・。
とはいえ、適度な運動は健康にいいはずです。以後、テニスは一週間に一、二回ということでほぼ現在に至ります。以前は壁打ちなどもしていましたが、近所の壁打ちに最適な場所がスケボー公園になってしまい、今は人を相手にしかテニスができなくなったのが残念です。
ほぼ断酒
ベルギー在住なので、世界無形文化遺産でもあるベルギービールについて知らぬ存ぜぬで通すわけにはいきません。
いろいろなことに首を突っ込みたがるタチなので、以前は地元の夜間学校のコースに通っていたこともありました。一年間のコースを終え、試験に合格すればビアソムリエの資格を得られるという実利的な課程です。まあ、実態は金曜日の夜にみんなでいろんなビールを飲み、酔っ払いながらああだこうだというだけの集まりでしたが・・・。現在は実際に授業としてビールを作ったりと、そのコースももう少しまともになったようですが、私の時は講師の方がちょっとね。
そんな状況だったので、数年前はほぼ毎日ようにビールを飲んでいました。アプリに残されたデータによると、ベルギービールは既に440種類を試飲済みです。それ以外を含めると525種類も飲んでいます。アホですね。
今でも状況が同じかどうかは知りませんが、かつては「ビールは健康にいい」とされていました。これに関しては同意・不同意の議論があったと思います。ビール会社にとっては事実であって欲しいところですが、数年前、遂に「すべてのアルコールは体に良くない」というような学術論文が出されました。ビールもアルコール飲料ですから、やはりこの論文に従うと悪玉になります。
その後、どんな風に議論が進んだかはフォローしていません。ただ、趣味として毎日ビールを飲むことはやめました。まあ、アルコール自体はそれほど好きではなかったので、全然問題はありませんでしたが。
今は改まった感じでレストランを訪れた時や、珍しいビールを見かけた時など、週に一本飲むか飲まないかというペースで嗜んでいます。
体調を計測する
テニスは幸いにも今も続けられています。ただ、レベルに差がある人が混じる週一回のレッスンがかったるく思えるようになってきたので、同じグループにいた同レベルの人と毎週土曜日に打ち合いをするようになりました。かれこれ数年続いています。この方がよほど運動になります。
しかし、打ち合いも佳境に入ると結構息が上がってきます。こんな時の自分の体はどんな状態なのかを知りたくなりました。歳が歳だけに。それに、日常生活で時々胸がキリキリと痛むようなことがたまにありましたので、心拍モニタリングをしてみたくなったのです。
その時に選んだのがPolarのA300というアクティビティ・トラッカーです。運動中の心拍をモニタリングするには非常に使いやすいデバイスでした。しかし、その後、(仕事が忙しくなったため?)夜中に数回目が覚め、快調な朝を迎えられなかったり、寝ている間に体のいろんな部位が腓返りを起こすなど、自分の睡眠に不信を持つようになりました。睡眠障害というほどではないですが。
そこで、数年使用したPolarのデバイスから睡眠状況のモニタリングができる機種に乗り換えることに。幸いなことに、かつてより睡眠モニタリング機能付属が当たり前になっていました。同時に、ブレスレット型ではなく腕時計のような大きなデバイスが主流になっていました。
寝ている間も装着しているもんだし、大きいのはやだなあ。
最終的に、就寝中にも気にならず、睡眠モニタリングができるブレスレット型のガジェットとして選んだのがこちらです。
Polar社製のアプリしか使ったことがありませんでしたが、このデバイスと連携したGARMIN社製アプリがまた凄いんです。というか、このデバイスそのものの機能を反映したものなんですが、ステップ数、消費カロリー、知りたかった心拍数や睡眠状況以外に呼吸数や血中酸素、ストレスレベル、ボディ・バッテリーなども測れます。
個人的に重宝しているのは睡眠スコアです。モニタリングで睡眠の状況(何時に就寝、深い睡眠・浅い睡眠がどれぐらいか、夜中に何回覚醒していたか)は理解できますが、たとえ7時間眠ったところで、尿意などを強く感じながら寝ていた翌朝は睡眠の質の悪さがスコアとなって現れます(寝る前に水分を摂りすぎないようにとのアドバイスと共に)。このスコアを少しでも良くするために、早く就寝したり、就寝前の飲食を控えたりしようという気持ちになります。こうしたデバイスが、奇しくも健康への働きかけへとなっているんですね。サイズ的にもA 300より小さいのもいいです。
欠点としては、バッテリーの持ちが悪いこと、夜中も動作していることで、結構明るくなることです。もっとも、多機能で夜間も仕事をしているので仕方ありませんが。
それでも向上心は持ちたい
若い者には敵わない。
これは自分の体力を過信しないための大事な戒めとして長らく心に持ち続けてきました。この戒めは同時に、社会のいろいろな場面で老害を発症させてしまわないための心のブレーキとして意識するようにしています。
他方で、このまま干からびてゆくことを待つというのはイマドキのジジイの生き方っぽくもありません。幸か不幸か、仕事に関しては、あと数年で第一線から退くことができそうです。あまりジタバタと長生きしたいとは思いませんが、お迎えが来る前に、最後の人生の余韻を味わうことはしたいです。
35年ぶりにオスロで滑ったスキーが面白かったです。それなりにまだスキーが上手くなりたいです。テニス、意外にまだまだ走れます。子供のコートにスパッとパッシングを決めれるようになりたいです。絵を描いている時は全てのことを忘れて没頭できます。世界をもっと違った色彩で感じてみたいです。もうピアノ演奏の上達は見込めませんが、苦手だった音楽理論が今刺激的です。初音ミクに自分の作った曲を歌ってもらいたいです。子供の音楽学習をいつまでも支援したいです。いろんな日本の文学作品を読んで、自分の文学世界を語りたいです。子供の数学や理科系科目学習を手伝うため、もう一度高校数学や物理を思い出したいです。
人生の半分近くを海外生活に費やしてきました。日本に見ておけば良かったものをいっぱい残してきました。一つずつ回収してみたいです。
これら全てを満足のいく形で達成しようとは思いませんが、何かに取り組みたい欲求はいつまで心に持っておきたいと思っています。
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