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写ルンですVSデジタル一眼レフ

誰もが知るFUJIFILMの「写ルンです」

コンビニで買えるフィルムカメラ。
ポケットに入るコンパクトさと不安になるレベルの軽量さ。
誰でも簡単に写真が撮れるカメラ。
今も生産が続いている写ルンですは「写ルンですシンプルエース」という名前で、2001年に発売されています。
19年もの間(おそらく)ほぼ同一のスペックで度々流行して今も売れています。
ISO感度400のフィルムに変わったのは1987年、私と同級生です。

VS

PENTAXファン待望のフルサイズデジタル一眼レフ「K-1」

ペンタプリズム内蔵のかっこいい軍艦部。
有効画素数3640万画素の35mmフィルム相当のイメージセンサー。
最高ISO感度204800。
防滴防塵の堅牢なボディ。
迷いがち且つ不安定なAF。
フルサイズ一眼レフにしては軽量コンパクト。
グニグニ動く変態フレキシブル液晶。
この素晴らしい機種は2016年に発売されました。

フィルムカメラに親しみのない私には疑問がありました。
「フィルムとデジタルってどっちが強いの?」
フィルムは味がある、とか
フィルムは白飛び黒潰れしにくい、とか
フィルムは金がかかる、とかとか色々聞いたことがあります。

うーむ。体感してみたい。フィルムってやつを。
同じ条件で撮影したらどんな差が生まれるのか試してみたい。
ということで写ルンですVSデジタル一眼レフK-1、始まります。
VSと言っていますが優劣をつけたいわけではありませんからね。

ここからのK-1の写真は、ほぼ写ルンです設定(SS1/160、ISO400、F10、WB晴天)で撮影したRAWデータをLightroomに取り込み、自動補正をクリックしたのみの写真になっています。レンズはFA43mmなので画角が少し狭いです。

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第1ラウンド。まずは写ルンです。
真ん中の黒い物体はわかりにくいですがヤギです。
木の質感とか緑の発色とかなんていうか味があります。

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デジタル。
色の再現性は圧勝ですが…味というか素っ気がないですね。

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第2ラウンド。猿山を見ている親子です。
個人的に気に入ってる一枚です。

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うーん。いまいち。
フィルムの場合は店員さんが良い感じにしてくれてる感があります。
(でも毎度丁寧になんてやってたら普通の現像代では割りに合わないので多分自動補正じゃないかとも思いますが…どうなんだろう)

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第3ラウンド。暗部にノイズがかなり入っています。光量不足がもろにわかりますね。ネオンも潰れ気味です。が、嫌いではありません。むしろ好き。

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一方デジタルはパッと見ノイズを感じません。
ここで如実に差が生まれましたね。

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ちなみに補正なしではこんなに暗く撮れています。
デジタルは暗部に強い。なるほど、体感できました。

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第4ラウンド。これはひどい。
撮る前からさすがにわかっていました。

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自動補正のみでは真っ暗になってしまっていますがノイズ感は皆無と言っていいのではないでしょうか。

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露光量+5、シャドウ+100してみました。
さすがにノイズが乗りますが画面が小さければ気にならないと思います。
こんなにセンサーに情報が残っているんですね。

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最終ラウンド。日も落ちた位のユニクロビル。
写りとしては悪くはないんじゃないかと思います。ノイズはありますが目障りではないと感じます。
ちなみにこの写っているマネキン、全員回っています。怖いですね。

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ノイズ感もなく白飛び黒潰れもなくしっかり綺麗に写ります。

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さていかがだったでしょうか。
当日は曇りだったので全体的に光量不足でフィルムにはちょっと不利でした。
冒頭にも書きましたが優劣をつけるのが目的ではありません。
真面目に現像レタッチすればデジタルの写真はもっと良くできますが
写ルンですの場合は暗くなるとお手上げです。
ではフィルムはダメなのか?というとそうではありません。
どんな写真になるのかわからないワクワク感、これを得られたのが今回一番良かった点です。
(慣れてくると仕上がりの予想はついちゃうんでしょうけどw)
また、ピントが合ってなくても光量不足で暗くなってても「まあいいか、楽しかったし」と思えたことが新鮮でした。
フィルムとデジタルは楽しみ方が違いますね。良い体験ができた。

今度ネガをマクロレンズでRAW撮りして現像してみたいと思います。
フィルムを自分で現像してみる。そしたらどうなるんだろうなぁ。

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