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第15回山田風太郎賞 蝉谷めぐ実著『万両役者の扇』に決定!

第15回山田風太郎賞(主催:株式会社KADOKAWA)の選考会が、2024年10月21日(月)午後4時より東京會館(東京都千代田区丸の内3-2-1)にて行われ、選考委員の審査により、蝉谷めぐ実著『万両役者の扇』(新潮社)が受賞作に決定しました。

第15回山田風太郎賞

■ 受賞作

蝉谷めぐ実『万両役者の扇』(新潮社 2024年5月)

■ 選考委員

朝井まかて、恩田陸、貴志祐介、筒井康隆、夢枕獏(敬称略・五十音順)
※筒井康隆氏は欠席

本賞の贈賞式および祝賀会は11月下旬に都内で開催します。角川三賞として、本賞と、『第44回横溝正史ミステリ&ホラー大賞』『第15回小説 野性時代 新人賞』(主催:株式会社KADOKAWA)の贈賞式・祝賀会も、あわせて行います。なお、選評は『小説 野性時代 特別編集 2024年冬号』に掲載予定です。

■ 蝉谷めぐ実『万両役者の扇』あらすじ

江戸森田座気鋭の役者・今村扇五郎にお熱のお春が、女房の座を狙って近づいたのは……。芸を追求してやまない扇五郎に魅せられた面々の、狂ってゆく人生の歯車。ある日、若手役者の他殺体があがり、ついには扇五郎本人も――「芸のため」ならどこまでの所業が許されるのか。芝居の虚実を濃密に描き切ったエンタメ時代小説。

新潮社オフィシャルサイトより引用

■ 著者略歴

蝉谷めぐ実(せみたに・めぐみ)
1992年7月23日生まれ。32歳。女性。大阪府豊中市出身。東京都杉並区在住。早稲田大学文学部で演劇映像コースを専攻、化政期の歌舞伎をテーマに卒論を書く。2020年『化け者心中』で第11回小説野性時代新人賞を受賞し、デビュー。21年、同作で第10回日本歴史時代作家協会賞新人賞、第27回中山義秀文学賞を受賞。22年『おんなの女房』で第10回野村胡堂文学賞、第44回吉川英治文学新人賞を受賞。他の作品に『化け者手本』などがある。

■ 山田風太郎賞

「山田風太郎賞」は戦後日本を代表する大衆小説家、故山田風太郎氏の独創的な作品群と、大衆性、ノンジャンル性、反骨精神など氏が貫いた作家的姿勢への敬意を礎に、有望な作家の作品を発掘顕彰するために創設しました。毎年9月1日から翌年8月31日までに刊行された長編および短編の文芸作品(ミステリ、時代、SFなどジャンルを問わない)の中より最も面白いと思われる作品に贈ります。新人、新進、中堅作家の作品が対象となります。

■ 第15回山田風太郎賞 最終候補作品

※敬称略・著者五十音順


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