【2024年10月】角川新書の新刊一覧
2024年10月10日、角川新書の新刊が発売となりました。10月の角川新書は、古代文学研究者が漢字の構造を読み解き、文化・社会・自然観と絡み合う意味の源流に迫る『部首の誕生 漢字がうつす古代中国』、テクニックじゃない。読んだ活字が、生き方が芝居に出る。映画のため、自分のために読み続けることが高倉健の源泉だった『高倉健の図書係 名優をつくった12冊』の計2作品! 本記事では、各作品の詳細をご紹介します。
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※地域により発売日が前後する場合があります。
各作品概要
『部首の誕生 漢字がうつす古代中国』
「さんずい」と「去(さる)」で「法」はなぜ? 秘密を解くカギは古代中国にあった――古代文字研究者が、甲骨文字から現代の楷書まで漢字の構造を読み解き、 文化・社会・自然観と絡み合う意味の源流に迫る!
[著者プロフィール] 落合淳思(おちあい・あつし)
1974年、愛知県生まれ。立命館大学大学院文学研究科史学専攻修了。博士(文学)。現在、立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所客員研究員。専門は甲骨文字と殷代史。主な著書に、『甲骨文字辞典』(朋友書店)、『漢字字形史字典【教育漢字対応版】』(東方書店)、『殷―中国史最古の王朝』『漢字の字形―甲骨文字から篆書、楷書へ』(以上、中公新書)、『甲骨文字の読み方』(講談社現代新書)、『古代中国 説話と真相』(筑摩選書)がある。
『高倉健の図書係 名優をつくった12冊』
「山本周五郎の本、手に入らないか」。高倉健は本にこだわる俳優だった。時代小説の人情、白洲正子の気風、三浦綾子の「死ぬ」という仕事――30年間「健さんの図書係」を務めた編集者の目線からその生き様を描く。
[著者プロフィール]谷 充代(たに・みちよ)
ルポライター。1953年東京都生まれ。フリー編集者として白洲正子、三浦綾子などのルポルタージュを手がける傍ら、1980年代半ばから2000年代まで高倉健をめぐって様々な取材を重ねてきた。ラジオ番組をもとにした『旅の途中で』(高倉健、新潮社)のプロデュースを担当。著書に『「高倉健」という生き方』(新潮新書)、『高倉健の身終い』(角川新書)、『幸せになるんだぞ 高倉健 あの時、あの言葉』(KADOKAWA)がある。