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【作品情報まとめ】柚月裕子「佐方貞人」シリーズ

『孤狼の血』『盤上の向日葵』をはじめ、数多くの話題作を手掛ける作家・柚月裕子さん。
本記事では、初期の代表的作品として愛され続けるリーガル・ミステリー「かたさだ」シリーズの関連情報をご紹介します。


■「佐方貞人」シリーズとは

とある理由から検察官を辞めて刑事事件を専門に扱うヤメ検弁護士に転身した佐方貞人が、難解事件の真相を追う法廷ミステリー。
佐方の弁護士時代を描いた『最後の証人』、検事時代を描いた『検事の本懐』『検事の死命』『検事の信義』の4作(すべて角川文庫)からなるシリーズで、TVドラマ化もされた人気作品です。

■ 作品情報

01 | 最後の証人


佐方貞人、登場!
ヤメ検弁護士・佐方が殺人事件の裁判に挑む
シリーズ第1弾


あらすじ

検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。ホテルの密室で男女の痴情のもつれが引き起こした刺殺事件。現場の状況証拠などから被告人は有罪が濃厚とされていた。それにもかかわらず、佐方は弁護を引き受けた。「面白くなりそう」だから。佐方は法廷で若手敏腕検事・真生と対峙しながら事件の裏に隠された真相を手繰り寄せていく。やがて7年前に起きたある交通事故との関連が明らかになり……。

目次

プロローグ
公判初日
公判二日目
公判三日目
判決
エピローグ
解説 今野敏

書誌情報

書名:最後の証人
著者:柚月裕子
発売日:2018年06月15日
ISBN:9784041066584
定価:638円(本体580円+税)
ページ数:320ページ
判型:文庫判
レーベル:角川文庫
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/321711000520/

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02 | 検事の本懐


佐方貞人、追求!
5つの短編で新人検事時代の佐方を描く
シリーズ第2弾


あらすじ

ガレージや車が燃やされるなど17件続いた放火事件。険悪ムードが漂う捜査本部は、16件目の現場から走り去った人物に似た男を強引に別件逮捕する。取調を担当することになった新人検事の佐方貞人は「まだ事件は解決していない」と唯一被害者が出た13件目の放火の手口に不審を抱く(「樹を見る」)。権力と策略が交錯する司法を舞台に、追い込まれた人間たちの本性を描いた慟哭のミステリー、全5話。第15回大藪春彦賞受賞作。

目次

第一話 樹を見る
第二話 罪を押す
第三話 恩を返す
第四話 拳を握る
第五話 本懐を知る
解説 大沢在昌

書誌情報

書名:検事の本懐
著者:柚月裕子
発売日:2018年07月24日
ISBN:9784041066591
定価:770円(本体700円+税)
ページ数:432ページ
判型:文庫判
レーベル:角川文庫
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/321711000521/

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03 | 検事の死命


佐方貞人、窮地!
検事としての矜持を描いた「死命を賭ける」ほか
全4編からなるシリーズ第3弾


あらすじ

電車内で女子高生に痴漢を働いたとして会社員の武本が現行犯逮捕された。武本は容疑を否認し、金を払えば示談にすると少女から脅されたと主張。さらに武本は県内有数の資産家一族の婿だった。担当を任された検事・佐方貞人に対し、上司や国会議員から不起訴にするよう圧力がかかるが、佐方は覚悟を決めて起訴に踏み切る。権力に挑む佐方に勝算はあるのか(「死命を賭ける」)。正義感あふれる男の執念を描いた、傑作ミステリー。

目次

第一話 心を掬う
第二話 業をおろす
第三話 死命を賭ける 「死命」刑事部編
第四話 死命を決する 「死命」公判部編
解説 恩田陸

書誌情報

書名:検事の死命
著者:柚月裕子
発売日:2018年08月24日
ISBN:9784041066607
定価:715円(本体650円+税)
ページ数:368ページ
判型:文庫判
レーベル:角川文庫
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/321711000522/

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04 | 検事の信義


佐方貞人、決意!
孤高の検事の気概と執念に心が震える
リーガル・ミステリー第4弾!


あらすじ

検事・佐方貞人は、亡くなった実業家の書斎から高級腕時計を盗んだ罪で起訴された男の裁判を担当していた。被告人は実業家の非嫡出子で腕時計は形見に貰ったと主張、それを裏付ける証拠も出てきて、佐方は異例の無罪論告をせざるを得なくなってしまう。なぜ被告人は決定的な証拠について黙っていたのか、佐方が辿り着いた驚愕の真相とは(「裁きを望む」)。

目次

第一話 裁きを望む
第二話 恨みを刻む
第三話 正義を質す
第四話 信義を守る
解説 志水辰夫

文庫巻末解説

インタビュー(単行本刊行時)

書評(単行本刊行時)

書誌情報

書名:検事の信義
著者:柚月裕子
発売日:2021年10月21日
ISBN:9784041115428
定価:748円(本体680円+税)
ページ数:320ページ
判型:文庫判
レーベル:角川文庫
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322103000612/

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■ 過去の映像化情報

2015年より、テレビ朝日にてスペシャルドラマ化(主演:上川隆也さん)。

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■ 著者プロフィール

柚月裕子(ゆづき・ゆうこ)
1968年、岩手県生まれ。2008年、『臨床真理』で『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞。16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞を受賞。今もっとも注目されるミステリ作家の一人。他の著書に『最後の証人』『検事の本懐』『検事の死命』『検事の信義』『蟻の菜園‐アントガーデン‐』『パレートの誤算』『朽ちないサクラ』『ウツボカズラの甘い息』『あしたの君へ』『慈雨』『盤上の向日葵』『ミカエルの鼓動』『教誨』などがある。

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