働くってしんどい。できればずっと家で寝ていたい。
そう思っていたはずなのに、うまくいくと楽しくて、働けない日には世界とのつながりを失ったような気がする。
私と世界をつないでくれていたのは仕事だったのかもしれない、なんて思う。
でもやっぱり朝になるとどんよりして。私、向いていないのかな、なんて転職サイトを開いちゃって。
もしかしたら、思うように働けないときの悲しさも、うまくいったときの代えがたい喜びも、まるっと含めて生きていくうえで離れられないもの、それが“お仕事”なのかもしれません。
今日は勤労感謝の日。お仕事小説を通して、まだ知らない世界を覗いてみませんか。
もしかしたらまだ見ぬ「運命のお仕事」があなたを待っているかも。
来週も頑張ろう、もう少し働いてみよう、そんな気持ちにさせてくれる小説を5つご紹介します。
辻村深月『本日は大安なり』(角川文庫)
結婚は、人生最高のエンターテインメント!
小野寺史宜『タクジョ!』(実業之日本社文庫)
運転が好き、ひとも好き。タクジョ・夏子、今日も快走!
関かおる『みずもかえでも』(KADOKAWA)
落語家たちの情熱が、 目標を見失ったカメラマンの心に再び火をともす!
津村記久子『この世にたやすい仕事はない』(新潮社文庫)
転職のたび世界はめくるめく一変する。すべての働く人の今を励ますお仕事ファンタジー。
宮木あや子『校閲ガール』(角川文庫)
ファッション誌の編集者になるはずだったのに、どうして私が校閲に!?