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【作品情報まとめ】高殿 円『忘らるる物語』
女が産み、男が支配する世界を変える「忘れられた物語」とは?
高殿円が手掛ける破格のエンタテインメント巨編『忘らるる物語』の関連情報をご紹介します!
■ NEWS
2024年7月7日 | 第23回Sense of Gender賞大賞を受賞!
2024年7月7日(日)にジェンダーSF研究会が主催する「2023年度 第23回Sense of Gender賞」の選考結果が発表され、高殿円著『忘らるる物語』が大賞を受賞しました。
(※2023年度の受賞作は、第62回日本SF大会『やねこんR』の閉会式にて発表されました)
【著者コメント】
土の上に国が興り、また滅びては興り、なぜか人は死に絶えずまた生まれることの不思議さを、布を織りながら歌うように紡いでいった物語でした。本の向こうでよい旅をどうぞ。ありがとうございました。
――高殿 円
【Sense of Gender 賞とは】
前年度の1月1日から12月31日までに刊行されたSF&ファンタジー関連作品を対象に、性的役割というテーマを探求し深めたものに与えられます。
近年では、第22回(22年度)白川紺子『後宮の烏』(集英社オレンジ文庫)、第21回(21年度)暴力とも子『VRおじさんの初恋』(一迅社)、第20回(20年度)白井カイウ/出水ぽすか『約束のネバーランド』(集英社)。KADOKAWA刊行作品では、須賀しのぶ「芙蓉千里」シリーズが大賞を受賞しています。(※敬称略)
■ あらすじ
男が女を犯せぬ国があるという。
辺境の王族として生まれ、幸福な結婚をしたばかりの環璃(ワリ)は、突如たったひとりになった。広大な大陸を統べる燦(さん)帝国の次期皇帝を選ぶための籤(くじ)、“皇后星”に選ばれたからだ。一族はすべて皆殺し、産んだばかりの息子を人質に取られ、環璃は候補の王たちと寝るためだけに国々を巡る。絶望の淵に突き落とされた彼女が出会ったのは、触れた男を塵にする力をもつチユギという名の戦士だった……。
女が産み、男が支配する世界を変える「忘れられた物語」とは? 破格のエンタテインメント巨編!
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インタビュー
書評・レビュー
■ 書誌情報
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書名:忘らるる物語
著者:高殿 円
発売日:2023年03月10日
ISBNコード:9784041113929
定価:2,090円(本体1,900円+税)
ページ数:424ページ
判型:四六判
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■ 著者プロフィール
高殿 円(たかどの・まどか)
1976年兵庫県生まれ。2000年『マグダミリア三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。主な著作に「トッカン」シリーズ、「上流階級 富久丸百貨店外商部」シリーズ、『メサイア 警備局特別公安五係』、『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』、『マル合の下僕』、「カーリー」シリーズ、『剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎』、『主君 井伊の赤鬼・直政伝』(文藝春秋)など。2013年『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。漫画原作も多数。