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『ここにひとつの□がある』梨 初回出荷分限定特典 折り方解説

この記事では、2024年11月の角川ホラー文庫新刊『ここにひとつの□がある』(著:梨)に初回出荷分限定特典として封入されている「折箱」についての折り方を解説しています。
※掲載されている画像の折り紙はイメージです。特典の絵柄ではありません。


手遊び歌「折箱」 

『ここにひとつの□がある』をお買い上げいただき、
誠にありがとうございます。

今からあなたにご紹介するのは、
ひとつの箱にまつわる、とある「歌」と「遊び」に関するお話です。

其処は箱のお庭 そこははこのおにわ
慈悲で人を祀り じひでひとをまつり
紙の折羽に憩う しのおりはにいこう
魔が行逢う寄辺 まがゆきあうよるべ

童歌を模したと思われるその歌は、
例えば「通りゃんせ」のように、
遊びながら歌われたとも言われています。

また、どこか不穏なその歌詞は、
例えば「いろは歌」のように、
何らかのメッセージが織り込まれているとも言われています。

そして、この歌を歌いながら所定の手順で折られた紙は、
最終的にひとつの「箱」になったのだそうです。

そこで、一緒にこの折り紙を折って、
箱の中に隠されているメッセージを読み解いていきましょう。

ちゃんと間違いなく□を作れるように、
補助線は引いておきました。


〈箱の作成手順〉

※「折箱」は文字が書かれている方を裏にして始めてください。

① 紙を半分に折り、折り目を付けてから開きましょう。

② もう片方からまた半分に折り、折り目を付けてから開きましょう。

③ 折り目の中心に向かって、四つ角を揃えるように折りましょう。
このとき、折り紙の表面に五つの□ができていたら成功です。

④ 向かい合うふたつの辺を中心に向かって折りましょう。
このとき、折り紙の表面に五つの□ができていたら成功です。

⑤ 中心に向かって折った辺を開き、さらに先ほど折った二箇所を横に広げましょう。
上下は折ったままにしてください。

⑥ 上下の辺を中心に向かって折りましょう。
このとき、折り紙の表面に五つの□ができていたら成功です。

⑦ 帯状になった折り紙の両端に、
赤いひし形がふたつできていると思います。

一方のひし形が、もう一方のひし形の下端にくるように折りましょう。
このとき、折り紙の表面に二つの□ができていたら成功です。

しっかり折り目を付けたら、一度それを広げてください。

⑧ もう片方でも同じように折りましょう。
このとき、折り紙の表面に二つの□ができていたら成功です。

しっかり折り目を付けたら、一度それを広げてください。

それでは、箱を作る最後の準備をします。

⑨ ⑥のときに折り込んだ部分を、
一対の壁を作るように垂直に立てましょう。

⑩ これが、最も難しい工程です。
先ほど折り目を付けた帯の両端を、
もう一対の壁を作るように畳み込みましょう。

畳み込むとき、紙がきちんと内側に向いているかを確認してください。
畳み込んで、最初に作った五つの□が底面にできていたら成功です。

⑪ 箱は組み上がりましたか?
それでは、いま完成した箱のどこかに描かれている、
最も大きな□の形を見つけてください

その□が示す位置と方向に従えば、
この手遊び歌に隠されたメッセージがきっと見つかるはずです。


書誌情報

書名:ここにひとつの□がある
著者:梨
発売日:2024年11月25日
ISBNコード:9784041143094
定価:770円 (本体700円+税)
総ページ数:256ページ
判型:文庫判
レーベル:角川ホラー文庫
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322307000512/

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