見出し画像

【ブックガイド】「ああ、うまいものが食べたい……」美食と事件が魅力の「男のグルメ小説」4選

美味しいものを食べて、日々の疲れを癒したい……。
その願望は、人類共通かもしれません。もちろん、「おじさん」だって同じです。

本記事では、グルメ小説では少数派の、男性が活躍する作品をピックアップ。

究極の「お家ご飯」を極めるタクシードライバー、江戸の治安を守る寿司職人……。
美食に事件に大忙しの「男のグルメ」小説をご堪能あれ!



荒木源『タクシードライバー美食日誌』

タクシードライバーの美食の日々を描く、病みつき必至のグルメ小説!
注文は受けない。いつだって――。都内でタクシードライバーを務める61歳の立原啓介には、密かな楽しみがあった。こだわりの食材を武器に、極上の「お家ご飯」を作り出すことに情熱を注いでいるのである。巧みな買い物術と、鋭い審美眼により生み出される料理は、まさに至高のひと皿。一人娘の菜央子も骨抜きにされている。ひと癖もふた癖もある中年オヤジの華麗なる美食の日々を描いた、病みつき必至のグルメ小説!

作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)はこちら

風野真知雄『寿司銀捕物帖 イカスミの噓』

鋭い味覚と嗅覚で江戸の事件を解決! 前代未聞の「寿司ミステリ」
日本橋ですし屋「銀寿司」を営む銀蔵は、その昔岡っ引きだった。ある日、かつての相棒が店を訪れ、「もう一度、十手を預かってくれ」と頼み込む。銀蔵は、江戸を守るため再び立ち上がるが……。

作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)はこちら

★ 続編『寿司銀捕物帖 マグロの戯れ』2025年2月25日発売予定


城山真一『相続レストラン』

その一皿が相続トラブル解決の鍵!? おいしくて役に立つレストラン開店!
金沢・ひがし茶屋街のレストラン〈グリル・ド・テリハ〉。料理が評判のこの店には、人気の理由がもうひとつ。「相続トラブル、解決します」元税理士のウェイター冬木のもとへ、相続に悩む客が訪れる。ある女性の相談は、急死した父の遺産について。家族に内緒で連帯保証人になり、6000万円の負債が残されたのだ。さらに隠し子だという男も現れ――波乱の遺産ドタバタ劇、丸く収める冬木の秘策とは? おいしくて役に立つ、相続ミステリー!

作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)はこちら

田中啓文『警視庁地下割烹』

警視庁の地下に存在するという謎の割烹料理店。その正体とは? 書き下ろし
警視庁捜査一課に所属する花菱朝彦は、捜査で失敗を重ね、異動を命じられた。だが、異動先は朝彦の想像を遥かにこえた部署だった──「割烹課」という部署が警視庁の地下4階にあるというが……。

作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)はこちら


いいなと思ったら応援しよう!