怖いものはお好きですか。私は大好きです。じわじわと沁みるような恐怖も好きですが、あまりの怖さに読み終わった後も頭から離れなくなるような鮮烈な恐ろしさも大好物です。
今回お届けするのは短いけれど恐ろしい、いいえ、短いからこそ恐さをぎゅっと濃縮した5つのホラー短編集です。
後に引く恐怖をご堪能あれ!
貴志祐介『秋雨物語』(角川ホラー文庫)
最後はすべて絶望。
中島らも『人体模型の夜』(集英社文庫)
眼、鼻、腕、脚……12の部位 パーツ が奏でる甘美と戦慄
恒川光太郎『夜市』(角川ホラー文庫)
怖さだけでなく、哀しみをたたえた傑作。
乙一『ZOO』(集英社文庫)
ジャンル分け不可能な天才・乙一の傑作短編集
小林泰三『人獣細工』(角川ホラー文庫)
パッチワークガール。そう。私は継ぎはぎ娘。