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ターニングポイント

拠点型学習支援(スタサポ)からの活動エピソード報告です。

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すっかり受験シーズンとなり、早い子は受験を終えたり、結果が発表されたりという時期になってきました。

最近、入試を終えた子どもから話を聞く機会がありました。

ある子は大学の推薦入試の面接で、お仕事カコタムで経験したことを話したと教えてくれました。

お仕事カコタム
子どもが将来就きたい職業や興味のある職業で実際に働いている人を訪問する活動。これまで話を聞いたのは、薬剤師、保育士、管理栄養士などさまざま。実際に働いている人から話を聞くことで、その職業の知らなかった一面を知ることができる機会となっています。

その子は元々医療系の国家資格に興味があって、さらにその仕事について知るために実際に働いている方のお話を聞くという経験をお仕事カコタムでしていました。

「面接官も興味を持ったのかいろんな質問をされて、そこで感じたことなどをたくさん話すことができたんです」と教えてくれました。
その子にとって、お仕事カコタムはすごくいい経験になったのだなあと感じました。

また、高校入試の面接でカタチ化の話をしてきた!と教えてくれた子もいました。

カタチ化
子どもの「やりたい」をカタチにするプロジェクト。学習支援を通した関わりの中で、子どもの「やりたい」という声を聞いたり、潜在的に秘められた「やりたい」を見つけたりして、それらをカタチにしていくというものです。
これまでに「木皿を作りたい」「動物園に行きたい」「ゲーム大会をやりたい」「お泊まり会をしたい」「文房具について知りたい」などが実現しています。

その子は、製作を日々心血注いでやっていて、芸術系の分野がある高校を目指していました。
本人のやりたい!という気持ちからカタチ化も行いました。
「本当にいい経験になった」と語ってくれて、「面接でも話ができてよかった!」と少し照れながら教えてくれたのが印象的でした。

僕は新しい活動メンバーの面接も担当しています。
その中で過去にKacotamを利用していた大学生の面接を担当したことがありました。
色々と話を聞いてみると、過去にカタチ化をやったことがあり、今もその分野に興味を持っていて大学を選んだという話を聞かせてもらいました。

こんなふうにカタチ化やお仕事カコタムが、それぞれが持っている興味や力を羽ばたかせるターニングポイント、もっと大げさにいったら人生のターニングポイントのようになっているように感じて、自分事のように嬉しくなりました。

「鉄は熱いうちに打て」ということわざもありますが、子どもがビビットに「やりたい!」「知りたい!」と思えた瞬間にその思いを実現できるようでありたいなと改めて身が引き締まる出来事たちでした。

スタサポ・たま

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