英語翻訳サービスの限界
こんにちは。
大雪が降ったので、家の前を雪かきしようとしたら滑ってずっこけて、体を支えた手の皮がズルむけになった瞬間あたりにふと思ったことの話です。
英語がわかる人は、当然翻訳サービスなんて使わないだろうって思われたりするんですかね?
そういう人もいるとは思うけど、僕程度の人間はバリバリ使います。Google翻訳はもちろん、評判のDeepLもバリバリバリっと使います。
理由は単純で、そっちのが早いから。英語がわかるっていっても、日本語力の方が上だからそんなの関係ねぇ。
英語の学習意欲なんて宇宙のはるか彼方の銀河系へ飛んでいった自分には、わざわざ必要のない時に英語と向き合うことはしない。
おそらく渡米してから真剣に英語と向き合ったのは、アメリカ現地で評判の有料エロサイトの規約を読んだ時くらいでしょう。
向き合い過ぎて翌朝上司に心配される程目が充血してました。
「翻訳使うなんて時間のムダだぜ♪」とか言ってみたいわ。
ってのはさておき少し真面目にいうと、翻訳サービスは目的によって使い分けてます。情報量が多くやぼったい解説記事とかは時短になるので割と使える。
その一方で、仕事やコミュニケーションには全然使えないな〜と痛感してます。
繰り返しますが、それを痛感している最中、雪の上でずっこけた上、手の皮がズルむけで血だらけでした。痛感したのは一体どっちのことやら。
翻訳サービスの物足りないところ
確かにだいぶ進化してて驚いたのも事実。翻訳の幅広がって表現もかなり柔軟になったし、自然にもなってきてるとは思う。
とはいえ、コミュニケーションが絡むとやっぱり不自然。相手と生のやり取りが発生することには一切使えない。対面での会話はもちろんのこと、メールでも電話でも。ちょっとムリと思った。
一方で海外ビジネスYoutuberとかが「誰でもできるYO!英語なんてできなくても大丈夫!顧客とのやり取りは翻訳使えばいいじゃん♪」ってしょっちゅう言ってるんですが、マジか!?!?と驚愕してます。
例えばこれ。実際に「進展があり次第ご連絡いたします。」という文章をDeepLで翻訳してみました。
仕事でどこでも使われるようなごくごく普通の表現です。その翻訳がこれ。
"We will contact you as soon as we make progress."
これはまず言いません。不自然極まりない。普通に翻訳するにしても、多少わかってる人ならこういう表現にはなりません。
もしビジネスの現場でそれ言いたいなら、”We will keep you posted."の一言で終わる感じだと思います。
翻訳クオリティが素晴らしすぎて、X(Twitter)界隈がざわついたと言われるDeepLでさえこの始末。
めっちゃおかしいわけではない。間違ってるわけでもない。でも不自然。
この"不自然"っていうのが重要かつ厄介で、ここをぶち抜けないと仕事とかコミュニケーションには支障が出まくる。こういうやり取りを続けてしまうと、信頼関係築くのはかなり難しくなる。だから怖くて使えない。
日本でもそういうことありませんか?
例えば中国人が翻訳機使って日本語で送ってくるDMとかスパムメール。
言ってることはわかるし、さほど間違ってもないけど、なんか不自然な日本語。表現が微妙におかしい。
とりあえず理解はできるし、会話もできるかもしれない。
でも、信用できますか?
やり取りしたいと思いますか?
ましてやお金のやり取りできますか?
っていう疑念を抱かせてしまうこと自体、めちゃめちゃリスクでかいですよね。
だから翻訳頼りはちょっと怖いな〜とふと思った話でした。
ちなみに雪が溶けてきた頃の地面はもっと怖いです。
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