本から学んで習慣にまでなったこと
こんにちは。元ビジネス書愛好家です。
元、とつけているのは、今では愛好家と呼べるほどは読んでいないからです。
これまで読んできたビジネス書は、購入したものだけでも2500冊くらいあります。図書館で読んだものまで含めるとざっと3000冊です。
でもね、脳内に3000冊分のエッセンスがすべて残っているかっていうと、そんなことは全然ないし、さらに習慣化して人生の一部になった考え方や行動なんて、数えるほどしかありません。
今日は、そんな数少ない習慣化したもののひとつを紹介します。
本で学んで習慣にまでなった行動、それは……
「待ち合わせ場所には一時間前に着いておく」
です。
これを学んだ本は「プロフェッショナルセールスマン」という、プルデンシャル生命の甲州賢さんの半自伝のような本です。
甲州さんの働き方は、現代の価値観からするとかなりオーバーワークで、精神論的美談要素が強めです。
今だったら、たたえる人よりも、「そこまでしないと売れないってことは、保険会社の構造に問題がありませんか?」みたいな話をする人のほうが多いかもしれませんね。時代かな。そんなに大昔の本じゃないけど(笑)
こういう言い方をするとアレですが、伝説の人を取り上げた系のビジネス書は、ほとんどが自慢話ばかりで得るものがないことが多いのです。
なので、まさかこの本から自分の習慣になる行為が出てくるとは、読む前は思いもしませんでした。
本書の中で、甲州さんはお客さんとの待ち合わせ場所の近くに、1時間前だか30分前だかには着いているという話が出てきます。
どちらだったか明確に書けないのは、ひとえに、どの段ボールに眠っているかわからない本を発掘する勇気がくじかれているからです。
そこまで早く到着する理由は、何があっても遅刻しないためだそうです。電車が遅延しても遅刻しない。
自分が電車の遅延に巻き込まれたことは、お客様には関係ありませんから。
というスタンスです。
なんでだろうね。当時の僕は、このスタンスをどういうわけか気に入ってしまって、それ以来待ち合わせ場所に1時間前に行くということが習慣になりました。
この習慣は、この本を読んでから10年経った今でも続いていて、今では特に考えずに1時間前に行くようになっています。
だから、会社もめったなことでは遅刻しません(当たり前だけど)
僕の自慢は、遅延が発生しているときでも僕だけは遅刻しないことでしょうか。みんな来ないから仕事にならないけど。
あ~でも、1回だけ遅刻したことあるんですよね。
1時間前って書いてるけど、出社に関しては実は2時間前に着いているんですね。うちは9時出社なんですけど、僕は会社の近くの喫茶店に毎朝7時からいます。
そんな僕でも、いつだったかな?ここ2年以内だと思うんだけど、地震だか人身事故だかで電車に乗ってる最中に1時間以上停車しまして、振替輸送が可能な駅までたどり着くまでに2時間近くかかったことがあったんですよ。
そこからまた別の交通手段に切り替えて、結局会社に着くまでに2時間50分くらいかかりました。ここ10年で、遅刻はその1回のみです。(闘病中を除く)
そのときはタクシーも大行列だったから全然使えなくて、、、でもたぶん甲州さんだったら、先頭に並んでる人に声をかけて、同じ方向だったら私が払うから同乗させてほしいとお願いして、車中で名刺交換と次のアポも取るんだろうなと思ってしまう。
さてさて、そんなこんなでこの習慣は誰かに迷惑をかけることもないし、仕事前の心の暖気もできてとても気に入っています。
たぶん、もともとの気質に合っていたから一発で習慣化できたんでしょうね。
他にいくつかあるので、また紹介します。
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