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レユニオン島のルガイ・ソセスを作ってみた

オテ!ケイチェルおじだよ。

インド洋に浮かぶフランス海外県のレユニオン島の挨拶を調べてたら、こちらのページによると、フランス語の「サリュー!」にあたるものとして「オテ!」っていう犬に挨拶するみたいな言葉が出てきた。

レユニオン島で話されてる言葉はレユニオン・クレオール語というのらしいけど、これは旧宗主国の言語であるフランス語にアフリカ系の現地語やインド由来の言葉などが混ざったものらしい。クレオールは「混血」って意味で、レユニオン以外にもフランスの海外県(インド洋のモーリシャス、カリブ海のマルティニーク、太平洋のタヒチなど)で話される言語はクレオール語と呼ばれてる。

レユニオンは日本ではあまり馴染みがないし、おいたんももちろん行ったことはないんだけど、フランスに住んでるときに「レユニオンにバカンスに行った」みたいな話はフランス人から聞いたりしてたな。だからと言ってレユニオン島について何か知ってるわけではないのだけど。

なぜ突然レユニオン島の料理を作ってみたかと言うと、先日noteで南フランス在住のMatsutomoさんがレユニオン旅行記を書いてたからなんだけど。

おいたんは基本的にリゾートアイランドには関心が低いんだけど、こちらの記事に出てくるレユニオン島の料理がどれも美味しそうでねえ。フランス・アフリカに加えてインド料理や中華のエッセンスまで混ざり合った、まさに「クレオール」な料理に俄然興味が出てきたわけ。マダガスカルの東にあるレユニオン島にインドと中国の要素があるなんて、15世紀初頭の鄭和の大航海みたいな歴史のロマンを感じるじゃない?

というわけで今回はルガイ・ソセスっていう料理にチャレンジしてみる。

ネットで調べたら「ルガイユ・ソシス」って表記されてる物が多かったけど、多分現地クレオール語ではルガイソセスの方が近いんだろう。「ルガイユ」ってのはトマト煮込みのことで、マルティニークやグアドループなどカリブ海のフランス海外県にもある料理らしい。

基本的にMatsutomoさんのレシピを元に作っていくよ。

ソーセージはなるべく太いものをってことで、王族ジョンソンヴィルを選択。
ソーセージと玉ねぎをフライパンに焦げつくくらいまで炒める。
ニンニク・生姜のみじん切り投入。青唐辛子の代わりにハラペーニョ使用。辛くなりすぎないように4粒。さらにブラックペッパーをたっぷり。
トマト缶(紙パックだけど)中身投入。底の焦げをこそいで混ぜる。
蓋をして弱火で1時間煮込む。途中煮詰まりすぎたら水を足し足し。でも少し焦げつくくらいがいいかな。
別フライパンでレンズ豆を煮ます。まみげ氏に習ったローリエ・オリーブ油で煮る手法。
何となく色が明るすぎて味気なさそうな感じがしたので、ルガイソセスのソースと乾燥パセリを混ぜてみた。さらにレッドキドニーも投入して煮る。
1時間煮込んだルガイソセス、レンズ豆とレッドキドニーの煮込みをごはんにかけてできあがり。
何となくこういう料理にはゆで卵とピクルスをトッピングしてしまうな。
めちゃうま。

いや、本物のルガイソセスは食べたことないから分からないけどさ、これは美味しい。ハラペーニョ4粒入れたのが絶妙なピリ辛加減になってて、さらに焦がし気味に炒めたり煮詰めたりしたのが旨味の素になったんだろうね。ただのトマト煮とは違う、複雑な味わいに仕上がってるわ。そしてレンズ豆の煮込みがこれまた旨い。白ごはんとルガイソセスとレンズ豆を一緒に食べると絶妙なハーモニーに。

Matsutomoさんによると、本当はルガイソセスを大鍋で炊いて半日がかりで煮込むらしい。そうやって作ったら尚更おいしいだろうなあ。でも1時間程度煮込むだけでもおいしかったので、皆さんもぜひ一度試してみてねー。

おわり。

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