オジャとサラダ・メシュイア 〜久しぶりのチュニジア料理🇹🇳
ボンソワー!ケイチェルおじだよ。
今日は久しぶりにチュニジア料理だ。クスクスは定期的に作ってるけど、厳密にはチュニジア風じゃない創作クスクスが多いからなあ。ちゃんとしたチュニジア料理を作ったのはもう1年近く前か。
今回作るのはオジャっていう卵の入ったトマトソースみたいなやつと、サラダ・メシュイアっていう焼き野菜のサラダ。
オジャは、もしかしたらイスラエル料理の「シュクシュカ」っていう名前の方が世界的には知られてるかもしれないけど、シュクシュカも元はチュニジアからイスラエルに移民したユダヤ人が持ち込んだものらしい。チュニジアの現地アラビア語で「オムレツ」って意味だそうだ。おいたんも現地で何回か食べた。
サラダ・メシュイアはナスやピーマン、パプリカなどの野菜を焼いて、皮を剥いてペースト状にしたもの。以前おいたんが作ったこともあるルーマニア料理の「サラタ・デ・ヴィネテ」っていう焼きナスのサラダがあるけど、もしかしたらトルコ料理に起源があるのかな。チュニジアのメシュイアはピリ辛でパンに乗せて食べるとめーっちゃ美味しかった。
ではサラダ・メシュイアから作っていこう。レシピはこちらのサイトを参考にしたよ。
まずはこれらの野菜を軽く水洗いしてオーブンで焼きます。
前にルーマニアの焼きナスのサラダ作ったときに、ナスの焼きが甘くて生っぽくなっちゃったから、今回は心を鬼にしてこの子たちを真っ黒焦げに焼く所存です。
230度で40分ほど焼きました。
ナスはもともとが黒いからちゃんと焦げたかどうか分からんかった。なんかおいたんの甘さが出た気がしないでもないけど、とりあえず流水に晒して皮を剥いてみよう。レシピによるとペロンって剥けるらしいんだけど…
ナスの皮はペロンって剥けた!
ピーマンの方は、そもそもピーマンって皮なんてあったっけな?皮を剥いたら種しか残らないんじゃね?って思ってたら…
イカ連のチョコチップ会長、こちらでもお宝画像が撮れました!ピーマンにこんな透明の薄皮があったなんて!
だけどこの薄皮を剥くのが難しい。ともすると果肉全部剥いてしまいそうになる。そもそも透明なら別に剥く必要なくね?って思ったので、テキトーなところで皮剥き終了。
ナスとピーマンを包丁でなめろうのように叩きます。
皮剥きして潰したトマトと一緒に丼にイン。
すりおろしニンニクとアリサ、オリーブオイルを入れて混ぜ、塩で調味してペーストはできあがり。ちなみにアリサはチュニジアの唐辛子ペーストだけど、最近大人気でカルディでもなかなか手に入らないみたいね。おいたんもチューブのやつ使ってるけど、本当は瓶詰めの方がウマいんだよなあ。
続いてオジャを作ります。レシピはこちらを参考にしました。
材料はこちら。
本当はメルゲスっていう羊肉のソーセージを使うんだけど、まあないのでシャウエッセンで代用。ソーセージの代わりに魚介のオジャなんてのもあるらしいよ。
フライパンにオリーブオイルたっぷり、ニンニク、鷹の爪、玉ねぎの順に炒めます。
本当はピーマンの代わりにチュニジアの青唐辛子を使うんだけど、ないので鷹の爪を種ごとちぎって入れました。辛いのが苦手な人は種なしの輪切りに変えるなり省くなり。
玉ねぎがある程度煮詰まったらトマト缶(中身ね)を投入。
昨日いこまゆきこさんまでお約束の「トマト缶(中身)」をやって頂いてて無性に嬉しかったです(笑)
トマトが煮詰まりすぎたら水を加えて調整します。程よいところでシャウエッセンとピーマン、アリサを投入。
5分ほど煮て塩で調味します。
最後に卵を割り入れ、蓋をしてお好みの固さになるよう煮て完成です。黄身が割れたけどまあよい。
サラダ・メシュイアにはツナとブラックオリーブを、オジャにはイタパセを振りかけて、できあがり。
サラダ・メシュイアはバゲットに乗せて頂きます。
うむ、うまい。焼いた野菜の旨味が感じられるサラダというかおかずペーストだな。調味はしっかりしたから味はいいんだけど、現地のものに比べると少し水っぽいな。トマトは要らなかったかもしれない。あと、おいたんが現地で食べたやつはもっと辛かった。アリサに加えて青唐辛子か何かを入れる必要がありそうだ。
オジャも同じくバゲットにつけて食べます。
いやー、これは完璧にできた。美味すぎ。トータル40分くらい煮込んだのが良かったかな。鷹の爪とアリサで辛さもバッチリ。
ちなみにチュニジアではだいたいどこのレストランでも、食事を頼むとバゲットとアリサ+オリーブオイルが無料でついてきた。バゲットは食べ放題、というか1人前でもカゴにたんまり5切れ以上入ってくるのでお代わり不要な量出てくる。
フランスのマグレブ(北アフリカのこと)料理屋でもそうだけど、和食がお米に合うことを基準に作られてるように、北アフリカの料理はいかにバゲットをたくさん食べるかを基準に作られてるような気がする。それはフランス料理以上じゃないかな。ちなみにチュニジアには大柄な人が多かった。おいたんも毎晩こんな料理食べてたらバゲット食べすぎて大柄化間違いなしな気がするよ。
↓サハラ砂漠のオアシス町のバス停で仲良くなったアイシャちゃん(左)と鼻の下を伸ばすおいたん(右) うちの猫はこの子から名前を取ってます。チュニジア滞在中毎日電話かかってきてご飯食べに行ったりしました。この子と結婚してサハラ砂漠で羊飼いとして暮らすのもアリか!?って思ったりしたw
ちなみにおいたんの今の体重はこの頃くらいには戻ったけど、あと10kgは痩せたい。
おわり。