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鯖のカポナータ、レモンバターパスタ添え

チャオ!ケイチェルおじだよ。

シチリアにお住まいのカオリーナさんが、だいぶ前に「魚のカポナータ」なるものを召し上がっていらっしゃいました。

そう言えばカポナータっていう料理は元々は魚で作ってたものを、中世にアラブ世界からシチリアに茄子がもたらされて、魚を食べられない庶民が茄子で代用し始めたらしいって話を聞いたことがある。魚はcapone(シイラ)を使ってたのがその語源という説もあるようだ。

何はともあれカポナータの特徴、なかんずくフランスのラタトゥイユとの決定的な違いは、酢と砂糖で調味する甘酸っぱい料理だということ。それならを使ってもいいんじゃないだろうか?と鯖教徒のおいたんは閃いたわけだよ。鯖とか鰯などの青魚って、日本では甘酢あんかけにされがちでしょ?

ちょうど昨日のラタトゥイユピザの余った材料でできるじゃんってことで、本日作ってみました。

基本的に余り物片付けメニュー。しかし鯖だけは最近の物価高知らずよね。むしろどんどん安くなってる気さえする。

鯖は塩して水気を拭いて骨取りしました。適当にカットしてオーブンで焼いておきます。

続いて茄子にも塩して水気を拭いたら、オリーブオイルで揚げ焼きに。

茄子はコンガリさせるのが好きである。

茄子を取り出してベーコンとニンニクを炒めます。

ベーコンもコンガリさせるのが好きである。

続いて玉ねぎ・ズッキーニ・マッシュルームを投入。

軽くしんなりしたら、トマト缶(中身)を投入。

くれぐれも缶ごと入れないように。
蓋をして15分ほど弱火で蒸し焼きにします。
砂糖と白ワインビネガーと塩で調味。

少し酸味を飛ばすために煮立たせて、揚げた茄子と、オーブンで焼いた鯖を投入。

軽く混ぜたらカポナータはできあがり。

さて、付け合わせにレモンバターパスタを作ろう。これもシチリアのカオリーナさんがよく召し上がってるやつ。

茹でたリガトーニに乾燥パセリ・バター・レモン汁をまぶすだけ。カオリーナさんはすりおろしたレモンの皮を使ってらっしゃいます。

お皿に盛り付けて、本日のシチリアンディナーの完成。

別皿はスーパーの惣菜コーナーで半額になってたネギ塩豚タン。

鯖カポナータ、めちゃんこ旨い。甘酸っぱさがちょうど良くて、同じく酸味のあるレモンバターパスタに合う合う。鯖のこんな美味しい食べ方があるとは新たな発見だった。イタリアでは鯖をカポナータにしないのかな。だとしたらイタリア国民は人生損してると言っても過言ではないよ。

しかし今日も溶けるような暑さで、通勤では駅から職場までバス乗っちゃったし(普段は片道20分くらい歩くんだけど)、帰って料理するときもオーブンやらパスタ茹でる鍋やらでキッチンが暑くて頭がぼーっとしたんだけど、いざ作って食べると食欲モリモリ😂カポナータは少し残して明日の朝ごはんにしようと思ってたのにお代わりして全部食べちゃった。やっぱり暑い日には酸っぱい料理が良いのかもしれんね。

おわり。

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