鶴亀杯 たくさん賞をもらったよ
たくさんの賞をありがとうございました。
俳句
星涼し自由に点をつなぐ君
理由:星自由にいいなと思ったからです。
夜空に輝く満天の星を自由自在に結ぶように心を繋ぐことのできる君…が思い浮かび星涼しの季語がとてもステキに響きました。
星空を眺める素敵な彼女とそれを愛おしく見つめる彼氏が見えました。そしてさらに古代の人々も、星と星を自由に結んでいたのだろうな。そこから物語が生まれたのだろうな。自分もそのような場所へワープしたようで、例年以上の熱帯夜が続いていますが、涼しさも感じられます。
夏は暑いです、でもよるになると涼しくって星が良く見えるような場所にいたら思わず星と星ずーっと見上げてしまいます。星座のことよくわからなくっても星空を自由に楽しむことできるって思いました。夏空に星が涼し気です。それにしてもなんて愛くるしい句なんでしょうか。
水水水水氷水水水水
⭐️公式賞(特別審査員 しろくまきりん金の熊賞)
俳句ってすごいなーと思いました。カタチにこだわったり、季語にこだわったり、ちょっと背伸びしたものを考えたりしがちな私は、とても衝撃を受けました。漢字の並びを見ても、まるで絵のようで、数学の公式みたいで。図形みたいで。見た目も大好きな句です。
水の出しすぎ。
言葉、いや文字、いろんなものを使って美しいや、楽しいを創り上げ、みんなを楽しませてくれる才能は本当にすごいと思っています。いつもありがとうございます。沙々杯の樹氷が原のフラクタルを思い出しました。涼しいです。
保育園の送り迎えの後、毎日私の頭の中はこうなっています。うーーー水水水水氷水!!!!
短歌
八十を二つさば読む母の手に一時外した結婚指輪
⭐️公式賞(審査員 春〜と共に賞)
八十を二つさば読む という言葉、そしてその後に 母の手に一時外した結婚指輪と。最初の段階で読み手が想像した“お母様”が、一時は外した結婚指輪をしていると、ここでさらに“お母様“への想像が膨らみます。そんな“お母様“を見つめている作者の心。とても奥深さを感じる短歌だと思いました。
⭐️公式賞(審査員 てまり賞)
もう歳だから、と結婚指輪を外していた母。長く連れ添った夫を亡くし、葬列の席ではめられているのに気づく息子。母の、父への愛情の深さと妻としての矜持に気づくのです。
女であれば、どんなに年を重ねようとも美しくありたいと願うもの。そして、どんなに月日が経とうとも、抱く思いは昔と変わらずみずみずしく輝く物で、それは何度形を変えても…どんな形であろうとも、人の中にあり続けるもの。「母」は今どんな思いで結婚指輪をもう一度そっと指にはめたのだろう。誓いを胸に ふとご主人の笑顔を思い浮かべている姿。そっと左手を右手で優しく覆う「母」の姿が乙女のような微笑みと共に私の目に飛び込んできた素晴らしい一首でした。
若き日の英雄気取りのこだわりが執着だったと気づく父の死
好きです。わたしに、それは執着だったのだと手放せるだろうか、詠めるだろうかと。しなやかに強く正面を見ているのだと思う。
死してなお越えられぬもの。ぽっかりと空いたその穴は、きっと一生埋められない。
私、冷たくなったお父さんの手、ずっと温めてあげたよ。
父と息子は永遠のテーマ。「父親を超えたい息子、意地はる父親の和解は、父子の人生のテーマの一つですよね。」と、かっちーさんはコメントしていました。 親の死は、深く静かに衝撃を与え、人生を振り返るターニングポイントにもなります。かっちーさんも、もしかしたら、そうだったのかな、と思いました。
上座どこ座布団抱え母に聞く四十九日の夏の吾子かな
むかし、複雑な気持ちで、鬱々と同居の祖母の法事を手伝ったことを思い出しました。若者が法事を手伝う姿はそんな側面もあるのだなと、感じました。いろいろ考えてしまいました。
川柳
ビール見てプリンおねだり幼き子
か、可愛いすぎる(お子さんが)できらり✨
緑でも烏龍でもなく麦がいい
麦のホップはうまいでしょうよ
都々逸
傷ついたのも傷つけたのもあなたがちゃんと生きたから
理由:傷に沁みました。心に沁みました。
全部
短歌、俳句、川柳に都々逸など。あなたの打ったシュートはそれぞれにそれぞれが素晴らしかったです。その行動に価値があると思います。全ての皆様に労いと祝福を。それぞれ審査なんかもあるから
まだこれから楽しめるんだろうけどね。でわ、お手を拝借。褒め称えよう
たくさんの賞をありがとうございました。
頭があがりません。
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