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学び支援事業ディレクターとしての3年目を振り返る~楽しい学びの場づくりへの挑戦録!?~

 北海道札幌市を中心に「環境に左右されない楽しい学びの場をすべての子ども・若者へ」をミッションとして掲げ、学習支援と居場所づくりをしている認定NPO法人Kacotam(カコタム)の職員となり3年目が終わろうとしています。少しこの1年(2021年3月~2022年2月)を振り返ってみます。

1年目の終わりに書いた記事

2年目の終わりに書いた記事


続・見えざる敵との戦い

 5月以降の大半の期間が、まん延防止等重点措置・緊急事態宣言の期間が断続的に続いたこともあり、以下のような集計表とにらめっこしながら、各活動の実施可否の判断だったり、流行状況に応じた対応策の検討と周知徹底だったりが続きました。些細なことではあるんですが、チリツモで、じんわりとエネルギーを奪われる日々でした。

新規感染者数集計表

活動体制のカイゼン

 団体としての活動の広がりに応じて対応するチームがポコポコとできていましたが、多くのチームで参加しているコアメンバーの重複が起きていて、それぞれがチームとして動きにくいという課題が出てきていました。
 既存チームの再編成やチームの活動要件の基本系をつくるなどを進めていますが、他の新しい取り組みがドカドカと動き出した(東京支部ポルKacoNavi …)こともあり、まだまだ道半ばです。

 そんな中でも大きな変化として、学び支援マネージャーという役割の新設がありました。これは、外部団体との連携による学生インターン(長期、有償)の受け入れで得られた成果を元に発展させたものです。
 これまでは、職員または支部担当者が拠点型学習支援の現場運営の中心を担っていましたが、拠点運営の役割の一部を学び支援マネージャーに委任することで、新拠点の立ち上げや活動全体の調整、対外的な連携などで必要な時間を職員が確保できるようになりました。
 特に札幌近郊においては、職員のスケジュールが埋まってしまっていることで新拠点の立ち上げが難しい状況となっていたので、学び支援マネージャーは、これからKacotamがさらなる一歩を踏み出す上で、大きな鍵となるはずです。

周年行事

 2021年11月は、中高生のオープンスペースゆるきち開設5周年。2022年1月は、Kacotam設立10周年。それぞれ一つ大きな節目を迎えました。
 なかなか周年行事を行うには、制限要因の多い情勢ということもあり、企画の検討がなかなか困難を極めました(現在進行でもある)。

 ゆるきち5周年は、ゆるきちに関わるメンバーがそれぞれの「得意」を活かして準備~当日に参画してくれたり、利用している中高生も当日の動きの中で司会やオンラインゆるきち紹介(オンライン内見)、記録写真撮影に協力してくれたりと「チームゆるきち」で取り組めたのが、実現しなかった3周年記念行事との大きな違いだなと感じています。

 現在進行形で準備中の団体設立10周年のいろいろもそんな感じで進んで行けたら、きっと来年の今頃、よい振り返りができるだろうなと…。

情報システム部門

 「楽しい学びの場づくりを情報システムで支える」でお馴染みの(!?)カコタムシステム開発室の動きも多くありました(学び支援事業ディレクターと関係ないけど….苦笑)。

 活動体制のカイゼンと重なる部分で、主なコミュニケーションツールをChatworkからSlackへ移行する大作戦がありました。

 コミュニケーションツールの切替とあわせてカイゼンしたかった
オープンにコミュニケーションしよう」、「 個人情報の取り扱いとセキュリティに留意しよう」については、まだまだ道半ばな感で、次の一手を模索中です。

 また、広報・ファンドレイジングチームとの共同作として、「寄付で協力する」のページの全面リニューアルがありました。

 多くの方にご覧いただき、単発の寄付や継続寄付など、リニューアル以前よりもじわじわと支援の輪が広がりやすくなってきている感じがあります(あくまで、個人的感覚による対前年比です)。

4年目に向けて

 ここまで、よく読んで下さったことは、気がついたことがあるかもしれません。

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 学習支援や居場所の現場といった、直接的に子どもと関わる部分の振り返りがありません….ドひゃー!

 職員になる少し前(ボランティアとして活動していた最後の年)ぐらいから、ずっとなんとなく、モヤッとしているものはあるんですが、それに手を出すには潮目が悪い感じだったので、ポツポツと出没する課題をやっつけてやり過ごしてきましたが…。そろそろ……とは思っています。

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Katsuya SAITO
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